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ボクがボクであるために〜浄化のロケ、自分リセットの時間


こんにちは、心月です。修行僧のようだった真夏の滝写真で目だけでも涼んでくださいませ。

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さて、今回はボクのモデルのお仕事について書いてゆこうと思います。

ボクが作品モデルとして活動するなかで意識的に取り入れていることのひとつに、片道数時間かけたローカルロケ、自分リセットの時間を作っています。

今日は奥山の瀧へ
明日は森の湖畔へ。

これは、習慣を変えたり新しいアイデアをカタチにしたいと思ってもうまくいかないタイミングにも効果的だと思っていたのですが、それ以上に、フリーモデルのボクが定期的に作品に参加しつづけている意義として《五感を満たすロケーションポートレイト》があるのだと改めて感じています。

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上の滝の写真を見て、「大変そう〜」って思われるかもしれませんが、これがボクのエネルギー源なんです。

では、なぜわざわざ何時間もかけて遠方へ出かけるロケを意識的に取り入れているのでしょうか?
 
ロケ先はスタジオのように光をコントロールする照明器具もないし、現地にカフェやコンビニさえない。トイレだって危うい。

夜中の12時起床、午前2時出発などが当たり前なハードスケジュール。
 それでも「行かずにはいられない理由」があるのです。


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■ボクがボクであるために

利便性がよく洗練された都会の暮らしをしていると同時にノイズを感じることも多く、その違和感は見えないけれどジワジワとやってきて、やがて、本来のボクの純度を下げていることに気がつきます。
 
日常のしがらみや、必要以上のスピードや情報、それらカオスの世界から飛び出し、自然のなかに身を置き、大地や空に耳をかたむけることでボクの中のノイズを浄化したい・・・・

その欲求として、ボクにとってかかせないローカルロケが自然に生まれました。

鳥のさえずりに囲まれた山里
土の匂いやさらさらと透明な清流
緑の奥から聴こえる虫たちの声
頬を撫でるやさしい風
 
ロケが無事終了したあと、地元の食材を使った素朴な食事をいただくと、その土地のエネルギーの高さに五感が悦んでいるのがわかります。
 
決して写真には写らないこの感覚に立ち戻ることは、本来の自分とリンクする生命力につながっているのです。

そして、普段、表現者として自由に生きているようで「実はそうではなかった」と気づくのも自然の中でリセットされたときです。
 
現代に生きるボクたちは、何気なく歩いていても仕事をしていても、溢れすぎた情報の渦の中にいるものです。
 
カオスの世界は、なんでもそろっているようで、なにも実存しているものはなく「ただの幻想」。

利便性を望むがゆえに、自分のセンターからズレた情報が大量に流れこむ。

栄養の摂りすぎが原因で身体のバランスが崩れてしまうように、自分とつながっていない時間ばかりだと他者のアイデアをコピーしているだけになってしまいます。

本来の自分からズレを生じたまま新しい発想へ転換するなんてボクにはできそうもないな、と思うのです。


人間は本来
ひとりひとり五感で感じ、考え
それぞれの瞬間を一生懸命生きている。
 
そのいのちの循環に触れて、呼吸し
匂い、味わい
光を浴びて
全身でゆるんで
 
純度100%から生まれた発想こそ今、必要な「ボクだけの表現」になるのだと思うのです。


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■最高の浄化・ボクのクリアリング


夜中の1時起床。眠たい身体を動かし、シャワーを浴びて準備をすませ撮影に繰り出すと細胞のすみずみが記憶をたよりに悦び出すのがわかります。
 
さまざまな場所で新緑のなかをゆっくりと車を走らせると、睡眠不足なんてすべてなかったことにしてくれるすばらしい情景に出逢えます。
 
朝靄で視界がクリーム色に染まるなか、彫刻のように美しい野生の鹿のシルエットに出逢ったときの言葉にならない感動。

全身がドキドキするリアル。
 
どんな生き物も、神が宿っているとしか思えない絶対的な美しさは、ボクにとって撮影が目的であっても、それ以上の尊さを体現している 時間です。
 
自然界は、現れるモノゴトがどんなにバラバラで脈略がないようであっても決してノイズとは感じられないもの。
 
たとえ台風や雷のように大きな音だとしても、すべてのバランスが完璧な世界です。
 
ただ、そこにいるだけで心地がよく自分をゆだねることができ、感覚がほころぶのを感じられ、朝露に濡れた葉っぱの一枚いちまいや、白い野花の完璧なカタチにすべてが在りのままで美しいことを学びます。
 
ピンクや薄紫、透明なオレンジ色のグラデーションの空に朝の香りを発見し、心揺さぶられ、
 
本当は、なにひとつ余分なことなどなくて、すべてが完璧なバランス、そんな当たり前のことに気づく時間がボクにとって最高の浄化となっています。

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■世界はいつだってパーフェクト

こうして自分自身を満たしていると日頃、どれだけ情報の海でバランスを崩しそうになっているかを知るのです。
 
だからこそ、大いなる自然にリセットしてもらったら、透明な意識のまま、作品のなかに自分を投下する。
 
「モデル心月」という存在はとうに消え、ボクの肉体がその場と一体化した
とろけるような永遠の一瞬がレンズに残る。
 

クリアリング効果、と言っても人それぞれです。
 
ボクにとって「早朝のローカルロケ」が最大に浄化を感じる!と気づくまで、実は1年近くかかりました。そこからは定期的に参加させていただくようにしています。
 

現地で朝日を浴びるとアタマも身体もクリアになってインスピレーションが湧いてきて、新しいことをしたくなってしょうがない感じ。

撮影に集中して、しっかりと自分を満たしたら《心月リセット完了》。また、普通の日々に戻ります。


2020年にはオールロケでつづったPhotoBOOK「L'éternité -永遠- 」(210×297mm P164 オールカラー/ 撮影・制作 北川マキ子さん)を発刊しました。


みなさんはどんな【自分リセットの時間】があるでしょうか?

忙しい現代人にとって時間のコントロールは大変ですし、仕事やキャリアアップ、家事や子育などで精いっぱいな状態だと、自分に当てる時間を現状から意識して作り出さなくてはならないかもしれません。

でも、大丈夫です。自分リセットは本当はいつだってできるから。ただその方法を忘れているだけです。

いつもがんばっているみなさんへ、日常の中ですぐに役立てるリセット効果を最大に近づけてくれるのがメルマガの「COCOPOI」メソッド。

ご興味あればぜひご登録ください。

あなたにぴったりな次のステージが見つかりますように。

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というわけで、この夏もハードスケジュールでがんばってゆこうと思いますので、ご期待くださいね!

みなさまもどうぞご自愛下さいませ。


ボク自身の経験から「生きづらさ」を軽くする考え方や方法を発信しています。共感してくれる仲間を集めています!大切な仲間たちと気軽に集まれる居場所「MITSUKI HOUSE」実現を目指しています!!