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これは神ワークかもしれない!「どんな姿勢で臨んだのか」を振り返るー『自分を育てる方法』

現在、読み進めている途中の書籍「自分を育てる方法」中竹竜二さん著。「セルフリード=自分を育てる力」を養うためのアプローチを、多くのリーダー育成やチーム強化の経験のある著者がわかりやすく提案しているものです。

この本に興味を持ったのは、まさに表紙の言葉
「仕事や人生の迷子になりがちな貴方に贈る」
「モヤモヤするときこそ人生の成長期」

の二つの言葉が刺さりまくる心境だったので。

その中でもタイトルに書いたワークが、自己承認のステップの二つ目として登場する「行動承認」のワークの中にありました。

こちら、いわゆる「ふりかえり」をすることで実際に取り組んだ行動を自分で認めていくというアクション。
具体的には、

今日の自分の行動を思い出し、実際にどんなことをやったのか、行動の「内容」を書き出してみる。
                 ↓
その行動をとったときに、どんな気持ちになったのか、行動に伴って導き出た「感情」を書き出す。
                 ↓
「この行動をしていたときの私自身の姿勢はどうだったのだろう?」とふりかえってみる。(姿勢=態度、心構え)

「自分を育てる方法」中竹竜二さん著より

早速、私もワークに取り組んでみました。
昨日、相変わらず朝になると学校へ行くことが不安になってしまう娘とのやりとりが大変だったことを思い出したので、その時のことについてでやってみました。

☆「行動」
朝になると学校が不安で行きたくないと言い出す娘と話した励ましたり、彼女の気持ちを受け止めたり、でも学校に行くと楽しかったと笑顔で帰ってくる娘を思うと学校に行った方がいいよ、となだめたり、登校するための準備を話しながらも進めたり時間を気にしたり、と動いた。

☆「感情」
つらかった。毎朝同じことの繰り返しで、たくさんの方法を試してもうまくできず、どうすればいいのか困っていた。昨年に比べ、行けているだけで凄いんだと思う反面、絶対楽しく過ごせるからわかって欲しい!という気持ち。
毎朝時間に追われながらの対応で落ち着かない。時間を過ぎると申し訳ない気持ちでいっぱいに。せかしたくないけれど時間の決まりがあることへのイライラ。登校準備ギリギリで不安が強まり、時間がなくなることと、自分の対応が間違っているのではという不安感
登校させることで本人に無理をさせないかの判断をひとりでしなければいけない不安と胸の痛み

☆「姿勢」
きっと今日は大丈夫、いや、ほんとかな?と薄く疑念を抱いている姿勢
→またか、、、と諦めと私が寄り添うしかないという心の重い姿勢
→なにか気になるところある?など質問していても、きっと何も具体的にはないんだよね、という諦めながらの傾聴姿勢
→本人の思うようにしてあげたい気持ちと、明らかに学校に行った方が本人が楽しく成長できる一日になると思っているので「行く」を通したい気持ちが混在していて、でも無理をさせていないかと不安で心が揺れ続ける「ブレ」のある姿勢

本当はもっと簡潔にするべきだと思いますが、説明も含めてで長くなってしまいました。

これらをどうしていくかという話ですが、このワークの結論はこちらです。

ふりかえりは、行動の内容→感情→姿勢の順に、そして、成長につながる変化は、姿勢→感情→行動の内容の順で起きてくる。

感情は自然と湧き出るものなので、直接コントロールすることはできません。(…略…)でも、感情にひもづく「姿勢」なら、自分の意識次第で変えることができます。
姿勢が変われば、感情もポジティブに変化していく、いい循環を生むのです。

「自分を育てる方法」中竹竜二さん著より

私の場合は、結局この「姿勢」が「疑念」「諦め」「心が重い」「不安」「ブレ」とネガティブ要素の姿勢で埋め尽くされていることがよくわかります。
実はちょうどSCさんに面談で、お母さんの迷い・ブレをお子さんが感じ取っているんだろうなあ、とお話いただいたばかりでした。

もちろん、現実問題これらの姿勢を感情と切り離して真逆にできるかといったら、正直難しいと思います。
話しはじめはできたとしても、対話を続ける中でずっと「信じる」「心が軽い」「ブレない」でいられるのは、この状況では厳しいかと。

でも、このワークがすごく腑に落ちたのは、確かにふりかえりをしたことで、この「姿勢」の部分に初めて目が向いたこと。感情にはその後も引きずられるので掘り返しては落ち込んだりしていますが、その時の自分の「姿勢」がどうだったか、という視点はなかったです。

「姿勢」を客観視することを意識して、スモールステップでも、「感情」「行動」を良いほうへ変化させていけたらいいな、ととても学びのあるワークでした。

今回の私のワークは相手との対話がメインの「行動」だったので難しいと感じる部分もありますが、もっと小さな行動、例えば「決めた時間に仕事が終わらなかった」とか「子供の宿題の教え方でもめた」とか、逆に良かったことで「今日の買い物がとっても楽しかった」「会社の同僚に感謝された」とかでも、ワークをやっていくのも良さそうですよね。

どんな「姿勢」で悪い結果になり、どんな「姿勢」でよいことが起きたのか、を客観的にみていくと生きるヒントになりそうです。

自分を知る力(自己認識)、自分を導く力(主体性)、自分を支える力(自己承認)の3つのパートについて様々なお話とワークがまとめられたこちらの本、私と同じように、人生に、仕事に「モヤモヤ」を感じている方にお勧めの1冊です。
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワンさんのnoteに詳しい紹介記事があったので、こちらをぜひ。


私も、他のワークも挑戦して、子育てだけでなく今後の生き方への「モヤモヤ」「迷子」を抜け出していけたらと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*^。^*)

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