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個人のブランドづくり|”怖いこと”の先にあるもの。
個人をブランドにするための
パーソナルブランディングについて
自分やクライアントさんの記録を綴っていきます𓂃✎
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先日、Aさん(仮)のプロデュース
4回目のMTGでした。
Aさんは、個人でWEB制作をされている方で、WEB制作は「やりたくないけど、できること。収入を得る手段。」とずっと言っていて。
そんなAさんが本当にやりたいことは、自分のイラスト・感性をつかった仕事をすること、でした。
なのでずっと仕事では真面目にWEB制作をして、趣味では個性強めのイラストやデザインをするという、2つの顔を持っているような状況でした。
私は、この方が趣味で活かしている「個性強め」の感性こそ、絶対に唯一無二の価値になる…!と確信していたので、どうしてもここを活かしたかったのですが
本人はこの個性を「自分」として表に出したくない。仕事では絶対に出せない。分けたい。
ということで、ずっと拒否されていました;;
しかし、そんな1回目のMTGから対話を重ねることで、4回目のMTGの時には大きな変化が表れたので、ここまでにどう変化していったのかを書いておこうと思います。
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1回目のMTG/Aさんの現状
WEB制作はいつかやめたい
人で選んでもらえてはいるけど…
本当はイラストを仕事にしたい
イラストでも実績はあるけど、どうせ趣味だしどこにもそれを出していない
WEB制作の関係者には、クリエイターとしての自分は絶対に見せたくない
今の仕事とは別で、クリエイターとしてプロデュースをして欲しい
MTGでお話したこと
▮人として気に入られてお仕事の依頼はあるのに、なぜか満たされていないのは「感性で選ばれたい!」と思っているからなのでは?
▮でも、その感性は隠したいという矛盾を越えれるかどうかだと思う。
▮WEB制作もイラストも、やってる人は死ぬほどいる。その中で「自分じゃないといけない理由」をつくるには、自分のスキル・強み×個性(感性)×人間性、全てを活かすしかない。
▮感性がぶっとんでるからこそ、熱狂的なファンができる。その感性を隠して無難にやったって、他と同じにしかなれないし、むしろそんな自分を自分が一番”つまらない”と思っているはず。
👉今やってることに、+個性を表現することで
どんな働きかた・仕事ができるのか。
その未来の可能性について色々と描きました。
2回目のMTG/Aさんからの報告
1回目のMTGでは、ずっと矛盾と葛藤を抱えているAさんでしたが、なんとその後に急展開を迎えていました…!
1回目のMTGの1週間後、長いお付き合いしているお客さんと仕事の打ち合わせをしているときに、なぜか唐突にイラストの相談を受けたそうで。
もちろんお客さんは
Aさんがイラストを描けること自体知りません。
とは言え、Aさんのイラストはクセが強いので、どちらにせよお客さんの求めるイラストのテイストには合わないだろうな、と思いつつ、どんなものがいいのか一応聞いてみたそうです。
すると、お客さんが
「いや…でもこれはたぶんAさんの描くイラストとは違い過ぎるかもしれません…」
と躊躇してなかなか見せてくれないと。
ここでAさんは、お客さんは自分のイラストを「真面目なイラスト」を描く人だと勘違いしていることを察して、大丈夫だと何度も伝えて見せてもらったところ…
お客さんが見せてくれたイラストは
自分と同じくらい個性強めの
イラストだったそうです…!笑
ここでAさんは悩みます。
今の仕事の方に、クリエイターの自分は出したくない。バレたくない。今までの「真面目なAさん」というイメージを全部壊してしまう。ここで1歩踏み出したら、もう後には戻れない。
でも、まさに1回目のMTGで話した展開が今起きている。。
葛藤するAさんを見たお客さんは
「無理ですよね…!実は自分はこういう癖が強いイラストが好きなんですけど、Aさんはもっとおしゃれなイラストを描くだろうし、、無茶言ってすみませんでした。」
と言ったそうです。
しかしAさんは、ここで覚悟が決まったそうです。
まさに分岐点。
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Aさんは、今まで描いた自分の作品を
お客さんに見せました。
「え…!?!めちゃくちゃ好きなんですけど!!!!」
とお客さんは驚き、一瞬でAさんのイラストの大ファンになったとのことです;;
起きたこと
▮今までの仕事とは別で、デザインとしての契約料をいただけるようになった
▮お店のステッカーやチラシ、クリエイティブ関連すべてを受注
▮お店のグッズをAさんがデザインして販売
▮HP自体をAさんのイラストで制作することになった
👉このことがきっかけで、あれだけ「嫌」だと思っていたはずの葛藤が消えて、他の方との新しいプロジェクトも始まったとのこと。
3回目のMTG/計画
イラストを軸にして、どんな事業でどんなことをしていくかを整理しました。
何を「価値」にしていくのか、何を表現していくか、どう見せていくか。まずは私が思いつくままに図解に整理して、提案して、Aさんの意見を聞くような時間にしました。
4回目のMTG/動き出す
3回目で色んな角度から話したことで、4回目のMTGまでにAさんは色んなアイディアを思いついていました。
それは「〜せねばならない」という制限や葛藤のない
本人の中にあった「本当にやりたいこと」でした。
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楽しい。考えただけでわくわくする。
そんな言葉が聞けて本当に嬉しかったです。
そして今後のビジョン・スケジュールまで
スムーズに決まり、ついに動き出す。
そんな時間となりました。
Aさん自身の変化
▮もうWEB制作はしたくないって思っていたけど、今は一切思っていない。むしろ活かしていきたい。やりたいことがいっぱいある。
👉隠したいと思っていた自分の個性を表現できるようになったことで、自分にあるものを全てを活かす、という無敵モードになったAさん。
自分にとって怖いことほど出す価値がある
Aさんのこの変化を見ていて
感じたことがたくさんあります。
それは、
自分が「出したくない」と思っていることほど
実は強みであり、自分の魅力であり
価値になるということ。
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怖いからこそ、隠すことで安心は得られるかもしれないけど、何かを隠しながら自分をまるごと思いっきり表現することってできないんだと思います。
あれだけ「自分の絵を、自分として出したくない」と拒否していたAさんですが、その恐れをこえてからは本当に生き生きとしていて。
自分が持ってるもの、全部活かしたい!
これが本当にやりたい!!!
あれも、これも、やりたいことが溢れてくる。
これは自分にしかできない仕事だと思う。
こんな言葉が聞けるようになって
本当に私も嬉しいです;;
葛藤したり、悩んだり迷ったりしながらも
勇気を出して恐れをこえた時、人はこんなにも
生き生きとするんだ…と実感させられました。
付け足すよりも、そぎ落とすこと
もっと自分を活かしたい。より自分らしくいたい。そう思った時に必要なことは、何かを付け足したり、変化させたり、力を入れることではなく
むしろ、そぎ落とすこと。
手放して、力を抜くこと。
私たちは何かを「やる」「頑張る」
「我慢する」という行動に価値を置きがち。
だから自分が自然にできちゃうこと
楽しいと思えることに対して
なぜか「やっていない」と思ってしまうんだろな。
でも、同じ行動でも本当に価値があるのは
「やりたいからやる」「楽しいからやる」
という純粋な動機からの行動。
本人はやってる感覚がないかもしれない。
でも、だからこそ誰よりもやれてしまう。
考えて工夫できる。だから差がつく。結果が出る。
”楽しんでる人に努力では勝てない”
というのはこういうことだと思います。
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不要なものがそぎ落とされて
自分全開になってきたAさん。
とはいえ、ここからがスタートなので
ここからどう変化していくか。
引き続き、 プロデュースについて
報告していきたいと思います~!
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