庭のクローバー
クローバの種を買って駐車場と庭に蒔いてみた。
毎日のように水をまいたけれども、庭のクローバーの目はなかなか出ず、駐車場の石だらけのところからは可愛らしい小さな芽がたくさん出てきた。
やがて庭の方のクローバーの芽は少なくなり、そしてなくなってしまった。
何度も蒔いても庭の方は育たなかった。
駐車場のクローバーは暑さや寒さや乾燥にも耐え、白い花も咲かせて道行く人の目を和ませることができる程に育ち広がっている。
育てたいと願うところでは育たず、そうでないところで育つというこの逆説はなんだろう。
うまくいかない時にはあえて流されてみることや
まるで傍観者のように自分を見つめていくことができるとすると
生きやすくなるかもしれない。
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