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スピノザの言葉

自らの激情を抑えきれない人間は、

もはや、

主人ではなく奴隷であろう。

感情に支配されると事態が思わぬ方向に進んでしまう。

後悔するよりも

激情することなく

自制することで

回避することができる。

人はお互いの助けがあれば、

ずっと簡単に必要なものを準備できる。


そして力を合わせれば、

あらゆるところで襲ってくる危険を

もっと簡単に避けられる。

人間がお互いに協力することで

多くの問題は解決できる。

必要なものを十分に準備することができる。

襲ってくる危険をよけることができる。

けれども

現代では

利己主義と無関心がそれを邪魔する。

平和とは、

ただ闘いのないことではなく、

それは魂により生まれる美徳である。

平和とは与えられるものではなく

苦労した末に

ある結果であり

そこには美徳が必要なのだ。

嘲笑せず、嘆かず、呪わず、ただ理解する。

何事にも

嘲笑せず

嘆かず

呪わず

ただ事実を十分に理解することが重要なのだ。

すべてが

理解することから始まる。

運命とは選び出すものだ。

受け容れる前に。

与えられた運命ではなく

可能性のある

限りない選択肢の中から

自らが選び取る運命とする。

やれないと思うのは、

したくないからだ。


そんなことを考えれば、

出来るわけがない。

したくないことは

出来るはずはない。

出来ないことしか

見えてこないからだ。

危険とは、

当然なすべき懐疑をなさないで

漠然たる不安の中に生きることである。


我々は無用な不安の中に生くべきではない。

しっかりした中核思想を抱いて、

価値ある懐疑をしなければいけない。

それによってのみ問題を解決し、

進歩してゆくことができる。

漠然として不安の中で

無限の不安に駆られて生きることから

逃れるためには

必要なことと必要でないものを

区別して考える。


変えられないことを嘆き悲しむのではなく

変えられることを何とかしようとすることだ。


その中で

必要な情報を選び取り

必要な努力をする。


何をするべきなのか。

どうすべきなのか。

ひたすら

考えながら実践を繰り返していくしかない。


その経験から学び取ることが

自分を助けるものとなる。



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