コップの水は溢れちゃいけない。
何事もそうだけど、人間はいちばん困難なときに、その人のポテンシャルが一番出ると思っている。だからそこが一番判断する基準としては、個人的に最適であると考えている。
出来るだけ仕事を前に回すということは、どこかでギアを一気にあげるタイミングがあるわけだけど、その見極めはたぶんある程度仕事をしてこないと見極められないんだと思う。なぜかいつも忙しいと思われがちなんだけど、本人が全然そう感じていないのは、ギアの入れどころで負のスパイラルを回避していることにあるはずだ。
なんだかんだ何かを決めることが速くなったのは、決めないといけないタイミングが押し迫ってきたことで、こんなにも優柔不断な人間がいろいろとスグに決められるようになった。
最近十中八九の取材をしていると、余白と余裕の違いを考えることがあるけど、余裕を作るためには、どこかを圧縮するしかなくて、そうするとどこかで一気に何かをする時間を作ることになる。相対性理論だとか何だとかいろいろあるけど、大枠時間の流れは万人が平等に与えられているわけで、そうすると結局どこかで圧縮しないと、時間を余計に生むことが出来ないことになる。だけどそれが出来ればけっこういいスパイラルを作り出すことが出来る。
だから結局どこかで無理をしないといけないわけだけど、それをどこで持ってくるか、それで結局あとの結果も変わってくるというか。基本的にイベントを何かする場合はいつも最悪の想定をしながらやっていたので、結局上手くいったと思うものは多いけど、そこには絶対何かしら反省するべき点があった。だからそのアップデートをずっと続ける感じ。ずっと未完な感じでいつもやっているから、いつも完成形はない感じ。
仕事もそういう意味では正解はないんだけど、出来るだけ先に余裕を持たせて行うことを考えていて。いつ何時何があるか分からないってことは今が証明しているわけだけど、イベントをやっているといくらでもそんなリスクがあるのが否が応でも感覚値として分かるわけで。
だから出来るだけ先に出来るものは先にというスタンスは、自分がフリーランスをやっていたころにそんなスタンスに変わったというか。以前は土日の休みは絶対に休むってスタンスだったけど、いったんフリーランスを経験すると、もう出来るときにやってしまう。というスタンスを持つようになるというか。もちろんタイミングタイミングで価値観は変容していくけど、とにかく常に少しでも余裕を持つスタンスは捨てないでいたい。やっぱりそれがないと正常な判断が取れなくなるから。
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