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派遣で大手外資系企業に入った話

こんにちは、もちです。

今回は、派遣で大手外資系企業に入った経験について書きます。

私は前職がとある大手外資系メーカーの派遣社員でした。

それまでは日系企業にいたので、私にとっては結構なカルチャーショックがあり、働く上での価値観にも影響を与えた経験だったので、
そこで感じたことを書こうと思います。

1.会社に入るまで

私は独学でTOEIC800点をとった後、とにかく「英語の実務経験が欲しい」と思いました。
派遣でいくつかエントリーし、
2つのところから就業依頼が来ました。

ひとつは大手日系企業の貿易事務・・・主にメールで英語使用
もうひとつは大手外資系企業の事務・・・システムが英語、翻訳で英語使用

時給はどちらも1800円前後でした。

悩みましたが、「外資系に行ったほうが成長できそう」と考え
外資系メーカーに行くことにしました。

2.入社初日

入社初日のことは今でもよく覚えています。

まず驚いたことが、オフィスが「従業員向けの地図」があるくらいバカ広かったことです。
大きさが普通の会社の100倍くらいあったと思います。
自社だけのフロア内にたくさんの通路があって、1社だけなのに迷路みたいになっていました。
実際社内でめちゃくちゃ迷いました。

デザイン性のある綺麗なオフィスで、全てフリーアドレスになっていました。
チームのメンバーがどこにいるかまったく分からないくらい広いので、ほぼ一人出社の感覚です。すれ違うことすらほぼかったです。

初日なので、すれ違った人に「おはようございます」とあいさつをしたら、びっくりしたような、変な空気になりました。
そのあと「あいさつをする人はいない」と聞きました。
あいさつは必要なかったようです。

初日に部署のシニアマネージャーが案内してくれたのですが、シニアマネージャーは半そでTシャツにクロックスというなんともラフな格好で迎えてくださいました。
それもまたカルチャーショックでした。

3.入社2日目からリモートワークスタート

未経験部門ですが、入社2日目から完全リモートワークとなりました。

チーム全員の顔を見ることなどないまま、トレーニングが一応あり、
わからないことはチャットやメール、通話で聞きました。

最初の頃は、まともに顔も合わせていない、会話もしていない先輩方にテキストだけで業務の教えを乞うことにびくびくしていましたね。

「忙しいよな…」とか思いながら、でも聞かないと正確な仕事は出来ないので、勇気を出してチャットやメールをしていたのを覚えています。

4.鬼タスク

一言でいえば、鬼タスクでした。
1日にメールは50件くらいありました。
毎日の通常業務に加え、常に100件以上のタスクがあるような状態でしょうか。
リモート勤務でありながら、手を休めると終わらないので、
ほぼ休んでいなかったですね。

絶対にミスが許されないタスクでもありましたし、
法的期限があったので、生産性・タスク管理は非常に大切でした。

5.英語の使用頻度

肝心の英語の使用に関してですが、

①システムや用語は全て英語
②英会話や英文メールは皆無
③英語→日本語への翻訳業務が週2~3日ほど

という状況でした。
私の場合、チーム全員が日本人だったので、
コミュニケーションで英語を使うことはありませんでした。

たまーにIT部門に質問する時に英語でチャットを打ってました。
他のチームメンバーも、海外のチームにたまに英語のメールを打ってましたね。

外資系は日本にローカライズするためにある日本支社なので、
英語はほとんど使わない場合があるんですね。

個人的には、もう少し英語を使用できたら嬉しいなという感じでした。

6.組織全体のカルチャー

カルチャーについて。

①ドライ

よく、「外資系はドライだ」という話がありますが、
これは本当です。
飲み会はありませんし、プライベートの話は、する暇がないというのもありますが基本しないです。

しかしこれは私にとってはプラス要素でした。
しっかり業務をこなしていれば、何も干渉されないからです。

②実力主義

「外資系は実力主義」、
これも本当です。

中途の正社員は特にそうだと思いました。
会社からトレーニングはありますが、
そのあとは個人でやるのみで、全て自分次第だと見ていて感じました。

正社員はコアタイムなしのフレックス勤務制でしたが、
基本激務なので、夜中にログインしている人も見ました。
営業部門はよく人が入れ替わりましたし、
管理部門の私がいたチームも、休職や退職がありました。

私は派遣社員でしたが、派遣の入れ替わりも激しかったようです。
結果、4人でやっていたタスクをたった2人でやっていました。
最初はきつかったですが、努力で対応しました笑

③スタッフ同士のコンプライアンス意識が高い

そんな中でも、私が特に働きやすかったのは、
「スタッフ間のコンプライアンス意識の高い文化」が組織にあったからです。

世界何万人企業のトップのシニアマネージャーであっても、派遣社員であっても、
年齢がいくつであっても、全員が全員に敬意を持つ。
雇用形態や年齢、部署関係なく、全員が全員に「敬語」です。

パワハラやモラハラ、セクハラなど決してあってはならない文化です。
そんな行動をすればおそらくクビになるでしょう。

とにかく生産性が大事なので、賢いチームメンバーだからこそ何がナンセンスかわかっているのが非常に楽でした。
仕事に負の感情なんて、生産性を落とすだけで無駄ですからね。

7.まとめ:外資系企業に入ってよかった

以上が、ざっくりとしていますが、私が派遣で大手外資系企業に入って体験して感じたことでした。
いかがだったでしょうか。

日系企業と比べて、生産性重視、実力主義、ドライな文化の外資系企業は私としてはかなり好きな働き方でした。
正社員ではなく1派遣社員だからそう感じたのかもしれませんし、
この会社だったからこそかもしれないので、「外資系企業」と一括りには言えないのですが。

外資系企業に興味がある人にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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