幸せが不安な気持ちの正体

幸せなときや恵まれていると自覚できるとき、それを壊すような行動をとってしまうことがある。
むかしはそれが起きていることにすら気がついてなくて、自分が時々おかしくなるのが怖かったけれど、この頃その法則がわかってきた。

わたしが幸せになろうとすると『これはちがう』と刻み込まれた感覚が言う。この声の言うとおりにしないのは怖い。強迫的に怖い。
怖さの解消のために、『わたしが幸せになれるはずがないんだ』と思い込み、壊すような行動をとると一瞬の安心が得られる。
でもそのあと、大事なものを失いかねない行為だと気づいてもっと怖い気持ちが襲ってくる。その繰り返しだ。

昔の彼氏と付き合っていた頃、彼氏以外の人の誘いに乗ったりごはんに行ったりを、欲求じみた気持ちに後押しされて、わざとしていたのを思い出した。
今思うと、まさに『これはちがう』と言う声にしたがって一瞬の安心を得ていたのだろう。

結婚してからは環境も変わって誘いに乗ることは無くなった。今の夫とはわりとケンカをするので、おそらくそれが代替手段になっているらしい。

いままでは正体すら分からなかったけれど、今のわたしには正体が分かる。
これは過去の記憶で、今は必要のないもの。

正体を知って離れようとがんばっているのもわたしだけじゃないと分かる。

たったいま、これからの人生は過去で決まるわけじゃない。すこしだけそう思えた。

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