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大河ドラマ「光る君へ」第32話~赤染衛門と和歌について

こんばんは、もちまるです。

今回は、大河ドラマ「光る君へ」の感想回です。

今回、私が注目したのは赤染衛門。

大河ドラマをご覧でない方は、ご存知でしょうか?

紫式部や清少納言は高校の教科書でも有名ですが、
赤染衛門は中々聞いたことがない方も多いと思います。

私も大学のゼミに入るまで知りませんでした。

なぜ赤染衛門に着目しているのか…
(学問的な理由でなくて恐縮ですが…)
赤染衛門を演じているのが、宝塚OGの凰稀かなめさんだからというのが大きいです。

かなめさんの宝塚現役時代の作品を映像でよく見ていたので、
大河ドラマに出ると知った時はもうびっくり。
(イケメンの男役から美しい平安の女性になるなんて!)

なおかつ演じるお役が、大学時代に名前を拝見していた赤染衛門。

今回の放送回では、いつもより赤染衛門の登場シーンが多いこともあり、
どのような人物か更に興味が湧きました。

赤染衛門について簡単ではありますが、考察していきたいと思います。

赤染衛門が生まれたのは、956年頃とされています。
今回、ドラマでは紫式部が彰子へ出仕する場面となっているので、
大体40代後半から50代くらいの年齢です。

ずいぶん前から源倫子に仕えていたので、ずいぶんキャリアのあるお方。

ちなみに紫式部が彰子に出仕したのは恐らく30代半ば~後半くらいの時のようです。

人間的にも落ち着いているように見える衛門。

先日、和泉式部の情熱的な和歌をご紹介しましたが、
今回は衛門の和歌を見ていきたいと思います。

衛門の百人一首については以前、見ているので
こちらをご覧くださいね。

こちらの記事に面白い和歌がありました。

思え君かしらの雪を打ち払ひ 消えぬ先にと急ぐ心を

(我が君よ、我が白髪の頭に降りかかる白雪を打ち払い、その雪のようにわが身が消えないうちにと急ぐ心をどうか察してください)

https://serai.jp/hobby/1170642/2  より

衛門の息子、挙周の出世が思うようにいかないとき、道長の妻の倫子にこの和歌を詠んだといいます。

記事によると「これを読んだ道長は情にほだされ、挙周を和泉守(いずみのかみ)に任じた」とのことです。

長く倫子に仕え、そして倫子の娘彰子にも仕えた衛門だからこそ、
道長や倫子からの信頼があったのでしょうね。

紫式部は『紫式部日記』の中で、和泉式部や清少納言に辛口の評価をしているのに対し、赤染衛門の和歌の詠みぶりを高く評価していたようです。

ドラマで見ている衛門のイメージと、
文学上の衛門像は重なるものがあるのかもしれませんね。

…という事で、簡単ではありましたが考察はここまでにしようと思います。

余談ですが、ドラマで吉高さん(まひろ)と並ぶかなめさん(赤染衛門)の
身長がやはり大きい気がして!

宝塚時代からすらっとした高身長が素敵でしたが、
平安のご婦人であられる今もなおその美しさがあるようです。

次回からは、ドキドキの藤壺編でしょうか。
まさか藤壺があんなに怖い場所だと思いませんでした…

まひろがどのようにして紫式部になっていくのか、
その過程を楽しみにみたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました😊

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