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萩と荻の違いを和歌から考察してみる

こんにちは、もちまるです。

今日、公園を散歩していたら萩の葉が繁っているのを見つけました。
私の好きな秋の七草コーナーにある萩です。

萩について調べてみるとどうやら花を咲かせるとのこと。
万葉集では、なんと他の植物に比べても萩が1番多く詠まれると言います。
それだけ多くの人の心を動かしたということでしょう。
今年は、萩の花が咲いたら見てみようと思います。

萩の和歌で面白いものを見つけました。

秋はなほ夕まぐれこそたゞならね荻の上風萩の下露(藤原義孝)

(意訳)秋はやはり夕暮れ時にこそただならぬ風情があるものだ。
荻の上を吹き渡る風、萩の下葉の露に。

荻と萩を両方詠んだこの和歌。
私は今日萩を見るまで、萩と荻の違いがわかりませんでした。

荻はススキのような植物で、萩は比較的背が緑が生い茂る植物です。
写真を撮るのを忘れてしまったので、気になる方はこちらの記事をどうぞ!

この和歌が詠まれた平安時代にも、萩と荻があって
人々の心を動かしていたと思うと趣深いですね。

植物の美しさを和歌に詠む平安歌人の人たちの感性に心惹かれます。

和歌を調べていくと植物にも詳しくなりますし、
植物の楽しみ方も教えてくれます。

現代は、情報社会と言われるほど情報が毎日大量に流れ込み、
私たちは知らず知らずのうちに自然を愛でる機会が少なくなっているように感じます。

公園に行ってもそもそも植物があること自体に目を向けなかったり。

平安時代には、もちろんスマホなんてありませんから
今よりも植物や季節の情景の美しさに気づく感性が研ぎ澄まされていたのではないでしょうか。

平安歌人を見習って、植物や季節の情景を楽しむ時間を作りたい、
私の一つの目標です。

それでは今日はここまで。
本日もお読みいただきありがとうございました😊

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