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大河ドラマ「光る君へ」第2話感想ー和歌と女性と

こんばんは、もちまるです。

今日は、大河ドラマ「光る君へ」第2話の感想です。
ずいぶん遅くなりました…
ゆるりまったりお話していこうと思います🍵
※ネタバレありますので、まだ見ていない方はご注意ください。

平安時代のラブレターは和歌💌


今回、印象的だったのは主人公のまひろが大人になり、
代筆業を始めたという事。

当時、いわゆるラブレターというものは和歌でのやり取りでした。
センスのない和歌を詠んでしまったら、恋が実らないかも知れない。

それで和歌の代筆をしてくれるまひろのような人が
いたかも知れないという事でしょう。

私は、ラブレターが和歌というのはとても素敵な事だなと思います。

贈る紙や文字の上手さ、歌の技術等…センスはかなり問われますが、
今の時代にはない、アナログの良さみたいなものを感じます。

和歌の贈り合い、友達同士とかでもやってみたくなりませんか?(笑)

大学生の時に、ゼミの先生が和歌のご専門で、
和歌の事をよく勉強していたのですが、
やっぱり和歌を詠むのは楽しそう😉

いくら日本文学科にいたとはいえ、
友達と和歌を詠み合う事はしなかったですけれどね💦

平安女性の悲しみ 一夫多妻制

続いて、印象的だったのはこの時代の一夫多妻制による女性たちの悲しみです。

ドラマでは、円融天皇の妻として藤原詮子が登場していました。
天皇は、別の妻を愛しているが、詮子の事を愛していない。

天皇と詮子の間に、子はいるけれども、それは愛情の形ではなく
天皇としての勤めであると天皇は言います。

詮子の気持ちを思うと、とても悲しく辛いですよね😢

この一夫多妻制による、妻の苦しみこそが、
平安文学の核
とも言えるのではないかと私は思っているのです。

あらゆる平安文学には、この一夫多妻制の苦しみや思うように行かない恋や愛の苦しみのようなものがたくさん綴られています。

紫式部の描いた『源氏物語』も、
核は「光源氏を取り巻く女性たちの愛と苦しさ」みたいなものが
あるのではないかと思う訳です。

その苦しみというのは今よりも、ずっと濃く深いようにも思えますが、
それでも私たちは、『源氏物語』の女性たちに深く共感出来ます。

そういった点において、平安女性と私たち現代人の感性は
あまり変わりのないものなのかもしれません。

***

他にも、柄本佑さんが演じる道長がイケメンだとか、
平安物語にシンデレラ要素があって可愛いとか、
藤原実資役にロバート秋山さんが出て、ふふふ🤭と思ったとか、
書きたい事は山ほどありますが、この辺にしておきます。

第3回目は、私の好きな宝塚OGの凰稀 かなめさんが
赤染衛門役でご出演なさるという事で今からとても楽しみです😊

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました🤲

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