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きらきら。

愛はいかに生じるや。

黒板のメニューの字の癖
久しぶりに座った特等席
マスクをつけた銅像たち

運命的な出会いをして
穴が空くまで履きふるして
ボロボロだけど捨てられない靴

愛はいかに生じるや。

他のは煙たくて受け付けないのに
なぜか唯一安心する
名前も知らないあのタバコのにおい

項垂れて肩を震わす後ろ姿
泣いているのか怒っているのか
笑っているのか分からない背中の群れ

愛は
今年はじめて霜を見た朝
冬の訪れを見逃したかもと
ひとり焦る師走の早歩き

愛は
触れたこともない人の心
想像の中で触れたら
世界がぐわんと、揺れてしまった心

愛は、おのずと。



欠片は元いた場所に惹かれ
なにをいうともなくただ、
キラキラ、きらきら、見つめてきて

白く揺蕩う星の海に
広く煌めく浪の空に

愛は、あなたといた、どこにでも
愛は、あなたのいた、世界のどこかに

キラキラ
きらきら

#poem  #essay #story
#詩  #エッセイ #物語


追記−

ふふ、
迷走してます、最近。
作家先生たちですら
悩むことがあるのだから
素人が一丁前に
頭抱える必要もないか。

タイトルで
逸品にも駄品にもなると。
ああ、そういえば
わたし、本読むの苦手なんだった。
国語の成績、微妙だったのも忘れてたや。
吸収する前に
固くなっていく脳みそを感じつつ。

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