ドーナツホール
さよなら あなたの眼は見ない
無邪気に触って 汚れた指先
本気になっても 報われない
大人のふりしていた
いつまでも続く気がしてた恋人ごっこ
あなたの中ではもう終わったこと
傷ついてないふり 気づいてほしかったけど
もうそこにあなたはいない
ずっと考えていた
私は存在?それとも傷?
どうやったって私は 忘れられない
あなたのこと 苦い蜜の味
「ずっと一緒にいよう」 「好きだよ」
見え透いた嘘を身体に巡らせ
彼女がいるのは知ってた でも
選んでもらうため尽くした
強がりと引き換えに失った言葉と
貼り付いた頬に涙の痕
悲しいとか、苦しいとか、もっと言えたら
あなたの望む生き方って?
ドーナツの穴には何があったの?
あなたとの日々
それは空虚ではなく、私自身
シロップに漬けた 過去が覗き返す 痛みを繰り返す それでも思い出す
ずっと考えてた
あなたは存在?それとも傷?
どうやったって元には戻らない
けど空いた穴も、私そのものだから
大切な人 変わりないけれど
必要か十分か ただそれだけ
あなたが好きだと ほめてくれた声
さよなら 私は、行くから
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