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ライター中村洋太さんのコンサルを受けて

先日、中村洋太さんのコンサルを受けました。

中村洋太さんとは、さまざまなメディアで執筆をされているライターの方です。ひと口にライターと言ってもただのライターではないんですね。

自転車で世界を1万km旅したり、働き方の価値観の違いを知るためにスウェーデンに行ったり、東京から京都まで約500kmを徒歩で旅しながら京都に着くまで各地のクラフトビールを53杯飲むという「クラフトビール 東海道五十三注ぎ」という企画を自ら発案し行ったりなど。

自分にしかできない経験をして他のライターと差別化をつけるということを常に考えて、さまざまなアクションを起こしているバイタリティ溢れるライターの方なんです。

この記事はわたしが中村さんのファンになったきっかけの記事です。note公式でも取り上げられ、現在100部以上売れてる人気の記事です。有料ですが間違いなく480円以上の価値はありますので、気になった方はぜひ!

コンサルを受けようと思ったきっかけ

コンサルを受けようと思ったきっかけは、そもそもわたしが勝手に中村さんの隠れファンでして、「添削を依頼したい!」とか「コンサルを受けたい!」というよりかは「この人と話してみたい」という気持ちが強くありました。

彼の行っているライターコンサルはとても良いとTwitter上で評判でして、生徒の方は皆「ためになった」「方向性が見えた」と感謝と喜びの気持ちを口々にしていました。

ライタースクールの研修が終わり、自分自身の今後のライター業の進め方についても悩んでいたので、相談を聞いてもらいたいという気持ちもありました。

SNS上でしか知らない彼のことをなぜか不思議と「この人は信頼できる」と直感的に思ったので、勇気を出してDMをさせていただきました。

中村さんのレスポンスは鬼のように早く光の速さで返信が届き、たまたま予定が空いていたとのことで、コンサルは数十分後にスタートしました。神対応とはこういうことか?となりましたね。

コンサルを実際に受けてみて

今後の執筆業の進め方、ライター業での葛藤や悩み、中村さんのお仕事の話など、内容もりだくさんで2時間お話しました。(すみません喋りすぎました)

彼との電話を終えたわたしは、全身に付きまとっていた鼠色のもやがサーッと引き、憑物がとれたような感覚になりました。しばらくの間ふわふわとした多幸感に包まれていましたね。

その多幸感の正体はこれです。この4つです。

・悩みを親身になって聞いてくれた
・求めている答えを出してくれた
・モヤモヤを言語化してくれた
・勇気を与えてくれた

学びや気づきがとにかく盛り沢山でした!もっと早くお話したかった。

ぜひこの記事を呼んでるみなさんにも共有したいと思いますので、印象に残った話を3つ書きたいと思います。

・自分にしか書けないことを書く
・エッセイストになる道
・職人にならなくてもいい

自分にしか書けないことを書く

「自分にしか書けないことを書こう」と中村さんが日頃から提唱していることなのですが、改めてその意味を本人の口から聞いた時、実に素晴らしいと思いました。

「書くことは、書くよりも先になにかを体験することが先だ」と。

あくまで書くことは体験の付随で、体験がないと面白い文章を書くことはできないということです。それは、彼が実際に他のライターと差別化するために行っていることなんですね。

なにか面白い出来事があると「書きたい!文字に起こしたい!」と常に思っているわたしには、共感納得の嵐です。

自分が体験して得た感情、思い、気づき、学びなどは他の誰にも書けないからです。以前中村さんは自身のnoteでこのようなことを書いていました。

起こした行動は、決して無駄じゃなかった。価値として返ってくるのには、少し時間差があるのかもしれないが、自己投資は必ず回収できる。自分を信じて、大胆に行動を起こしてみよう(失敗もまたネタになる!)。

"自己投資は必ず回収できる"この一文に勇気づけられた人間がどれほど存在したでしょう?わたしは涙が出そうになっちゃいました。

自分にしか書けない記事を書くことは、まずは体験を先にすることなのです。

エッセイストになる道

(自分語りが入っているのでこの章はすこし長いです。)

今後のライター業の進め方について正直かなり悩んでいました。それは、わたし自身SEO記事を書くのがものすごく苦手だということに気づいたから。

甘えと言ったら甘えかもしれません。ライターになりたくてライタースクールに入会したのに、致命的なのでは?と思っていました。

ライターを始める前に、わたしはブログを書いていて、ブログでは主に自分の経験したことを書いていました。
同じ悩みを持っている人を救いたいという気持ちもあったし、わたし自身の思いを文字に起こすのは素直に心から楽しいと感じていたからです。

しかし自分の思いを書いたところで食い扶持は稼げないことに気付きました。

そもそも文筆業には、どんな種類の仕事があるかもぶっちゃけあまり知りませんでした。

「初心者はブログが稼げる!」「ブログよりライターのが稼げる!←スキルさえつければいつでもどこでも働ける」という謳い文句につられていたのです。

会社員生活ですっかり疲弊していたわたしは、ノマド的働き方に憧れていたので「文章で稼ぎたい!じゃあライターになろう!」と思いました。(安直です)

しかしSEO記事を書くにあたって、自分の気持ちをのせるのは不要。むしろ邪魔。今までスラスラ書けていた文章もピタッと手が止まっていたんですね。

恋愛の記事を書く時は正直「自分だったらこんなこと言わんな」みたいな内容を書いていることもあって、読者に嘘をついているような気分に苛まれていました。

検索意図の把握が最重視とされていたので、Google検索上位の記事を参考に書いていました。果たして、この記事を実績として出していいのかな?と常に悩んでいました。

ライターになることを応援してくれる人にも、記事を読んでくれる人にも失礼なんじゃないかと。
その思いを全て中村さんに打ち明けました。

中村さんは「もちこさんはSEO向いてないですよ」とキッパリばっさり切り捨てました。

「え?」
驚いたと同時に、正直すこしホッとしていた自分もいました。

「もちこさんはエッセイがとても上手でセンスがあります。センスは誰にでもあるものではないので、エッセイをたくさん書いてほしいです。」と言ってもらえました。

実際に「ライターやるぞ!」と決意する前に、「もしかしたらわたしがなりたいのは、エッセイストってやつ?」と考えた時期もありました。しかし食い扶持を稼ぐのは到底無理だと思い、選択範囲から早い段階で完全に除外していました。

しかし中村さん自身もSEOよりエッセイや紀行文を書くのが得意とのことで、自分にしか書けない記事を書いていたら、企業からエッセイの連載依頼が来た話も教えてくれました。

イチローが野球ではなくラグビーやバスケを選んでいたら、ただの凡人だったかもしれない。活躍できる場所は人それぞれ違う。

これは中村さんが言っていた言葉です。

あまりにもわかりやすい表現に目から鱗。わたしが本当にやりたかったことは自分自身でも気付いていなかったのです。
「エッセイは趣味で書くか」くらいに思っていたのですが、エッセイを全力で頑張ってほしいというエールをもらえたことで、一歩踏み出してみようという気持ちになりました。

職人にならなくてもいい

わたしは自分自身の発信活動について、お聞きしました。「ツイートの内容に一貫性がないけど大丈夫でしょうか?」と。
Twitterを運用している方や、SNSでバリバリ仕事を受注してる人は、ツイートの内容に一貫性があるなと思っていたからです。

わたしは好きなことが多く、書きたいことが多すぎて常に頭の中がパンパンです。”ライターの人に見てもらうためのアカウント”みたいに特化できないなと悩んでいました。

すると中村さんは「一貫性を求められて、それができる人は職人タイプの人です。できない人は雑食タイプの人間なので、そのままで問題ないです!」と発言。

本日二度目の目から鱗です。わたしの頭がだいぶ凝り固まっていたことにも気づかされました。

彼自身も色々なことに興味があるので、さまざまな内容を発信しています。(身近で起こった出来事、自分の思い、おすすめの書籍など)色々なことを発信できるのはその人らしさということ。

雑食タイプの人間は継続性がない飽き性人間と見られがちですが、実際は好奇心が旺盛なので次々と新しい興味が生まれる素晴らしい人間だ、と言ってくれました。

それに色々発信をしていれば、異分野をつなげることができるというメリットも教えてくださいました。まじで視点が素晴らしすぎる!

中村さんとのコンサルを終えて

たくさんの学びや気づき、そしてなによりも自信を得てふたまわりぐらいパワーアップした気分になりました。

彼と話す前から「きっとステキな人なんだろうな」と文面から勝手に人間性を想像していましたが、思っていた以上にステキな人でした。

「なんでわかるんですか!??」と思うくらいにわたしの悩みを理解し、温かいアドバイスをくれました。
なにより彼はとても優しい人間です。気持ちに丁寧に寄り添ってくれるので、コンサルの生徒さんと真剣に向き合っているんだなということがわかりました。

この記事を書いていながら、文字数が思った以上に多くなってしまったなと思っていたのですが、それだけ中村さんの魅力を皆様にお伝えしたいなと思いました。

今後の方針

ライターは引き続きやっていきますがSEOだけにこだわらず、会いたい人に会って取材記事を書いたり、良いと思ったサービスやイベントのレポート記事を書いたりしていこうと思っている次第です。
他にも自分に合いそうなやり方があれば実践していきたいですね!

会いたい人について想像していたのですが、わたしは犯罪ジャーナリストの方や好きな映画監督の方にいつかお会いしてみたいなと考えていました。

今後もエッセイを中心にnoteを更新していきたいと思います。
まだまだ物書きとしてはふつつかものですが、やっぱりたくさんの人に自分の文章を読んでもらえたらいいなと思っています。

気持ちを共有したり、同じ悩みをもっている人に寄り添ったり、誰かに勇気を与えることができたら嬉しいですね。

よかったら生温かい目で見守ってやってください!最後まで読んでいただきありがとうございました。

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