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幼児期09. 期前から親子の上下関係を示す。

すでに3との矛盾が!と、順に読んでくれていた方はお気付きかと思いますが、
ここで言う上下関係とは、親は偉い、だから言うこと聞くべき、尊ぶべき。
と思わせる事ではありません。
そういった意味での上下関係ではなく、
いかに、親が頼りになるか、守ってもらえるか、
自分よりはるかに力ある存在かを解ってもらう事
を意味します。

何度も言いますが、この時期、親は子どもの全てです。
捨てられたら生きていけません。
圧倒的に頼らざるを得ない存在なのです。

よく、何かこの親、子どもに舐められていない?
と感じる親子がいませんか?
上下関係の信頼を養ってこなかったツケです。
親なんてへっちゃら楽勝、自分の意のままに動くし、
結局自分を捨てたりしないって見切られている訳です。

こう言った事になっている親に多く見られる行動は、
こら!ダメでしょ!と言いながら、そのままにさせていたり、
人の前に出ると、やたらといい親ぶっていたり、
悪い事を他人に注意された時、ほら、おじちゃんに叱られるでしょ。
という叱り方だったりしている場合です。

親の無責任さが子供に伝染して、
親に対しての敬意が薄れているのです。
親のいう事、一つ一つに重みや責任感がなく、
楽でズルい叱り方が日常化しているのです。

そうしていると、子供に何かを見透かされ、
親の言っている事が重要とは思わなくなっていきます。
些細なことの積み重ねですので、
何気ない行動ほど、十分注意してください。

いずれ親も普通の人間だと気付かれるのは、
まだまだ先にしておきましょう。

幼児期は、親が絶対的存在で、
自分はか弱く何もできないと、
自分の無力さを思い知る事は別に悪い事ではありません。
だから成長できるし、
地に足の着いたしっかりした考えを育む土台になります。

無知ゆえの万能感。
これは、よく中二病などに例えられるように、
無力な自分を知らない事は成長過程に置いて、そのスピードを遅らせます。


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急がずに、だが休まずに。

Johann Wolfgang von Goethe(ゲーテ) 


さて、ですがこれを子どもに分からせるのは至難の技です。
なだめてもスカしても怒っても、何の役にも立ちません。

これは、親そのものがそういう存在である事以外、
方法がないからです。
  
頼りになって信頼感もあっていつでも守ってくれて、
自分よりずっと考えが長けていて、もうマジリスペクト!
とならないといけない訳ですが、やっぱり難しいですよね。

では少しずつ、できる事をやっていきましょう。

先ずは、一貫性
親の意思がフラフラしていたのでは話しになりません。
常に子どもに対する時は、この前はこう言ったじゃん!
と言われないようにしましょう。

先生が、言うことを聞かない不良には、怖くて何も言えないのに、
大人しい生徒には、偉そうに注意していたり、
上司の中にも、偉い人の前と部下で態度が違う人がいたりしますよね。
あなたは信頼できますか。
一貫性は大事です。

次に、圧倒的信頼感
赤ちゃんなら衣食住が乱れた時、処理してくれる。
幼児期なら、怪我をしたら真っ先に病院に連れて行ってくれて、
その辛さを分かち合ってくれる。
当たり前のように見えますが、
それくらい大丈夫大丈夫!なんて言っていませんよね。

お友達からの心無い言葉に悲しんでいたら痛い心ごと包んでくれるか、
それよりひどい目にあったら、進んで戦いに挑んでくれるか。
子どもは小さい事でもちゃんと感じ取っているのでごまかしがききません。

よく、お母さんはお見通し!的なことがありますよね。
羞恥心に繋がることなどは、あえてスルーしてあげる事も大事です。
気付いて欲しい事、そっとしておいて欲しい事、
これを見極められるようになれたら信頼感が上がります。

そして、自分よりたくさんの生きるすべを知っている事。
よく勘違いされるのが頭の良さ。
良いに越した事はありませんが、
より良い人生を歩む事に使えて実行できていなければ意味がありません。
教授や先生の子どもは常に良い子ばかりですか?

沢山の情報や人の意見を素直に聞いて、
良いと思うものを選択し実行に移す。
大事なのは、人目を気にしたお利口さんの道ではなく、
本人にとってより良く生きる道を指し示してあげられるかどうかです。
  
親の背中を見て育つって、何気に怖い言葉ですよね。
親だって、完璧になんかなれませんが、
全力で頑張る姿は、きっと子どもの心を動かします。

さあ、気合いを入れて頑張りましょう。 私共々!


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