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望月 亜紗子(Mochizuki Asako)
2019年12月16日 22:28
「絵というものは不思議なもので、完成に近づくにつれてそれは、独自の意志と観点と発言力を獲得していく。そして完成に至ったときには、描いている人間に作業が終了したことを教えてくれる(少なくとも私はそう感じる)。そばで見物している人には―もしそのような人がいたとすればだが―どこまでが制作途上の絵なのか、どこからが既に完成に至った絵なのか、まず見分けはつくまい。未完成と完成とを隔てる一本のラインは、多くの
2019年12月4日 23:50
時間のないところには習慣は生まれない。「時間が両方向に自由に進んでいる世界では、習慣などというものは生まれっこ(あら)ない」「イデアは他者の認識そのものをエネルギー源として存在している」「イデアは他者による認識なしに存在し得ないものであり、同時に他者の認識をエネルギーとして存在するものであるのだ」「人が何かを考えるのをやめようと思って、考えるのをやめることは、ほとんど不可能だからだ。何