見出し画像

《ファンの濃度を高める》ジャニーズの仕組み#2 「ファンネーム」

こんにちは、モカティーです。ジャニーズ事務所のビジネスモデルをファン目線で分析しています。今回はファンの濃度を高める仕組みシリーズです。


ファンネームというのは、ファンを呼ぶときの名前です。ファン発祥だったり、アイドル発祥だったりグループによって様々で、アイドルだけにとどまらずアーティストやモデルにもファンネームは存在します。

もちろんジャニーズにもファンネームはあります!私はジャニーズJr.のHiHiJetsというグループが好きなのですが、HiHiJetsのファンネームは

世界一Hiレベルな女

ですw厨二感満載のファンネームはこちらのYouTube内で決まりました。(1:44あたりから)

ファンネームが決まったあとのコンサートでは、メンバー紹介ラップに「世界一Hiレベルな女」というコール&レスポンスが追加されました。コンサート中は地蔵で有名な私も、このコールは何度やってもめちゃめちゃ楽しいです!参加型のHiHiJetsのコンサートの中でも一、二を争う盛り上がりどころで、お気に入りのファンネームです。


というわけで、今回のキーワードは「ファンネーム」です。


◆ファンネームを呼ばれることの効果

ジャニーズのように何十万人とファンがいるようなアイドルに、自分の名前を呼んでもらえることは滅多にありません。しかしファンネームを呼ばれると、その言葉が自分に向けられているような錯覚をします。

《世界一Hiレベルな女》だとおふざけ感が出ちゃうので、私が初めてファンネームを認識した関ジャニ∞の《エイター》を利用して、コンサートでよくある光景を例えてみます。《エイター》になったつもりで読んでみてください。

「ファンのみんなー!楽しんでるかー?」
「エイター!楽しんでるかー?」
「ファンのみなさんのおかげでステージに立つことができます」
「エイターのおかげでステージに立つことができます」

「ファンのみんなの幸せを祈っています」
「エイターの幸せを祈っています」

こんなことを実際に関ジャニ∞が言っているかは別として・・・w
エイターと呼ばれた方が自分に向けられているような気がしませんか?距離がグッと縮まっている気がしますよね。たった一つの言葉で何十万という人に「自分のことだ」と思わせるファンネームって魔法の言葉ですね。


実は人間が一番心地よく感じる言葉は《自分の名前》なんです。名前を呼ばれるとオキシトシンと呼ばれる幸せホルモンが分泌すると言われています。コンサートのあとに幸せを感じたり、ストレスが和らいだり、今の自分は無敵だと感じたりするのは、この幸せホルモンの影響なのです。

東京ドーム55000人の名前を一人一人呼んでいたら、それだけでコンサートは終わってしまいますが、ファンネームを使うことで、一瞬にして会場全体が幸せな空間になり、温度が上がるのです。


また「返報性の法則」の中に《好意の返報性》というものがあります。全然興味がなかったアイドルにうっかりファンサをもらってしまい、その後なんとなく好きになってしまった経験はありませんか?好意を受け取ったときに「自分もお返ししなきゃ」と思う心理を《好意の返報性》といいます。

これは名前を呼ばれるときも同じで、エイターと呼ばれることで、

「好きになってよかったな」(真意:いつでもどこでも会いに行くよぉぉぉぉ)
「ついていきたいな」(真意:もっともっと大きくなろうねぇぇぇぇ)
「この人たちのために何かしてあげたいな」(真意:お金も時間も全部あげるよぉぉぉぉ)
※真意は個人差あり

と思うのです。

ジャニオタに限らず、オタクは自分が好きで勝手にやっていることなので、一方通行で不安定な関係です。でもファンネームを呼ばれることで、ファンであることを認められたような気がします。

アイドルがファンネームを呼ぶ⇒ファン喜ぶ⇒ファンがアイドルに貢献する⇒アイドル喜ぶ

こう考えると、ファンネームを呼ぶことはファンにとってもアイドルにとってもwin-winです。


◆自分の名前を呼ばれるとうれしい

ネットで情報発信していく中でファンネームを付ける機会はないかもしれませんが、名前を呼ぶことは大事だと感じています。だって自分の名前を呼ばれるのって、単純にうれしいですよね。「ねぇねぇ」と話しかけられるのと、「ねぇねぇ、モカティー」と話しかけられるのでは、全然違います。

本名を使っている人は自分の名前に誇りを持っているだろうし、私のようにネット上の名前を使っている人は愛をこめてつけた名前だと思うんです。自分の名前を呼ばれて嫌な人なんていないので、どんどん呼ぶべき!!

というのも、私はAKBの握手会に通っていたときに自分から名乗るタイプではなかったので、名前を呼んでもらうことがありませんでした。「いつもありがとう」とは言われていたので、顔は覚えてくれているのかな?と、それだけで満足していたんです。

あるときサイン会で、初めて自分の名前を伝えました。その後、自分から何も言わなくてもアイドルの方から名前を呼んでくれたことがすごく嬉しかったです><!!単純なのでもっと好きになりましたw

ネット上にはたくさんの人がいます。すべての人の名前を覚えるのは無理な話ですが、《いいね》などの小さな反応をくれる人はすでに自分の《ファン》なので、何かのタイミングで名前を呼んであげると、「私の名前を覚えてくれているんだ」って嬉しい気持になると思います。

自分にとっては小さなことでも相手にとっては大きなことかもしれません。それがキッカケで何かに繋がることもあります。たかが名前ではなく、まずは名前から、です!

たくさん名前を呼んで、自分から幸せの空間を作っていきましょう~!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?