見出し画像

『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』 兵庫県立美術館

 昨日、兵庫県立美術館で開催中の『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』展を見に行ってきました。昨夜、写真だけの記事を投稿しましたが、こちらが本編です。会期は11月8日までですが、日時指定による事前予約での入場となっています。

『ミナ ペルホネン』とは?展覧会概要を引用します。

Exhibition
はじまり おわり すすみ もどる 心こころと象かたちのつくるとつづく
Beginning, End, Forward, Return Continuing with the creation of hearts and forms
デザイナーの皆川明(1967-)が設立したブランド、ミナ ペルホネン。流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとし、日本各地の生地産地と深い関係性を紡ぎながら、オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりを続けてきました。

皆川がミナ ペルホネンの前身となる「ミナ」を立ち上げたのは1995年。「せめて100年つづくブランドに」という思いでファッションからスタートした活動は、その後、インテリアや食器など次第に生活全般へと広がり、現在ではデザインの領域を超えてホスピタリティを基盤にした分野へと拡張しています。そのたゆまぬ歩みは、2020年に25周年となります。

本展覧会の「つづく」というタイトルは、文字通りブランドの時間的な継続性を示すものですが、それだけでなく、つながる・連なる・手を組む・循環するなど、モノや人が連鎖し何かを生み出していく生成のエネルギーを想起させる言葉でもあります。

多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、本展覧会では、生地や衣服、インテリア、食器等のプロダクトに加えて、デザインの原画、映像、印刷物、皆川明の挿絵など創作の背景を浮き彫りにする作品群や資料も併せて展示いたします。ミナ ペルホネンと皆川明のものづくりとその思考をこれまでにない規模で紹介する本展覧会は、私たちの日常生活やその先にある社会の仕組みについて新たな視点と示唆をもたらすことでしょう。

 私が『ミナ ペルホネン』を知ったのは、1999~2001年頃だったように思います。雑誌で見て知って、ちょうちょやお花や鳥のモチーフがかわいいなと思って注目していました。その後展覧会や講演にも行きました。もう20年も経ったのかぁ。

美術展会場の入口です⬇︎

画像1

 中に入り1つ目の部屋は「タンバリン」という柄の展示でした。制作工程やデザイン画、その後20年間に生まれた様々なバリエーションが紹介されていました。ここは写真撮影禁止でした。

画像2

 次の部屋は洋服が壁一面ぐるりと展示されている部屋でした。100着以上ありそう。写真撮影OKでした。好きな服を見つけて次々撮りました。アップはダメらしいです。

画像3

画像4

 次の部屋は、布と元になったデザイン画が並べて展示されています。ワクワクしてきます!

画像5

 次の部屋は、皆川さんが新聞の連載の挿絵を描かれていて、その展示でした。小さい絵がたくさん展示されていて、好きなのがいっぱいありました。

画像6

 次の部屋は、創作のインスピレーションになった物や、デザイン画、使用する鉛筆やコンテや消しゴム、制作過程の映像、洋服やバッグ、建物まで、様々な展示でした。見応えあります!もっとゆっくり見ればよかったなぁ。

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

 天井はこんな感じです。その次の部屋は、ミナ ペルホネンの洋服を買った方の思い出のお話とその洋服の展示でした。素敵な思い出が詰まっていて、1枚の洋服にそれぞれの人の思い入れのある物語があるのがいいなぁと思いました。

 最後の部屋は、ミナ ペルホネンの活動の軌跡の展示で、皆川さんのインタビュー映像もありました。見応えのある展覧会で、たくさんの布に囲まれて私にとって幸せな時間でした。写真100枚以上撮っちゃった。見て楽しもう♪

 

この記事が参加している募集

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?