マガジンのカバー画像

読む、書く

225
運営しているクリエイター

#コラム

8月を振り返って

 8月がもうまもなく終わって9月になりますね。9月になったらもう少し涼しくなるかな?今日も日中はとても暑かったです。  毎月恒例となりました1か月の振り返りnoteを書きます。8月を振り返って、1か月間でPVの多かった記事ベスト5をご紹介します。 8月の1か月間でPVが多かったnoteベスト5 1位 最近読んだ本の話 vol.31  このnoteが今月PV1位でした!ダントツでした。理由はわかりません。なんでかはわかりませんが、たくさん読んでいただけて嬉しいです! 2

7月を振り返って

 今日から8月ですね。梅雨が明けて夏休みが始まって、あっという間にもう真夏です。毎月恒例となりました1か月の振り返りnoteを書きます。7月を振り返って、1か月間でPVの多かった記事ベスト5をご紹介します。 7月の1か月間でPVが多かったnoteベスト5 1位 きもだめしの思い出  このnoteがPV1位とは!3日前から不動の1位だったのですが、理由はよくわかりません。ダラズさんのイラストのおかげという説が濃厚です。多くの方に読んでいただけて嬉しいです。 2位 最近読

読書の話 vol.4

 「読書の話」を久しぶりに書こうと思います。いつの間にか前回まででvol.3まで書いていました。そういうわけで今日は第4弾の読書の話です。 最近の図書館の活用法について。  インターネットで本の予約をするようになってから、予約可能件数の上限まで予約をしています。基本的に20件以上予約が入っている本は予約しません。なぜかというと、その予約本が私の手元に届くまでの期間、予約枠が1個埋まった状態になるからです。30人の予約が入っていたら、1人2週間借りるとして15か月かかります

最近読んだ本の話 vol.26

 「最近読んだ本の話」の第26弾です。今年の梅雨はとても長い。来週とうとう明けるかもしれない。梅雨が明けたらやりたいことがあるわけでもないのですが、待ち遠しいです。今週も最近読んだ本を3冊ご紹介します。 1、原田マハ『〈あの絵〉のまえで』 詩帆17歳の誕生日デートは岡山の「大原美術館」、ピカソ〈鳥籠〉のまえ。それからふたりはいつも一緒だった。けれど、彼は今日旅立つ。 (「窓辺の小鳥たち」) ある少女に導かれるように会社と逆方向の電車に飛び乗った私。箱根「ポーラ美術館」の

最近読んだ本の話 vol.23

 「最近読んだ本の話」の第23弾です。晴れたり雨が降ったり毎日目まぐるしく天気が変わりますが、6月ももう後半になりました。時間が経つのは早いなあ。今週も最近読んだ本を3冊ご紹介します。 1、金原 ひとみ『fishy』 友愛でも共感でもなく、この刹那に集う女たち。 作家志望のライター美玖、共働きで女性誌の編集をつづける弓子、インテリアデザイナーのユリ。 都内きってのナンパ街となった銀座のコリドーで、 三人は互いのプライベートに踏み込まない距離感を保ちながら、 この場かぎりの

最近読んだ本の話 vol.22

 「最近読んだ本の話」の第22弾です。梅雨だから毎日雨、というわけではなくて今週は結構晴れていたのでよかったです。今週も最近読んだ本を3冊ご紹介します。 1、ジム・トンプスン『漂泊者』 恐慌後のアメリカで、職を転々としながら出会った 風変わりな人々、巻き起こる騒動―― 流浪のなかで書き続けた日々を描く自伝的小説 「文筆家としての一本立ちをめざしている点で、職業小説としての面が強く出ている。……トンプスンは自らの文才を疑うことはない。題材と掲載先さえあれば、誰にも負けないテ

最近読んだ本の話 vol.21

 『最近読んだ本の話』の第21弾です。6月に入りましたが緊急事態宣言が継続中で出かけられず、今週も本を読んでいました。最近読んだ本を3冊ご紹介します。 1、アントニオ・タブッキ『イザベルに: ある曼荼羅』 ポルトガルの独裁政権下で地下活動に関わり姿を消した女性イザベルをめぐる物語。 リスボン、マカオ、スイスと舞台を移しつつ9人の証言者によって紡がれる謎の曼荼羅。 『インド夜想曲』『遠い水平線』の著者が遺した最後のミステリ

5月を振り返って

 明日から6月ですね。あっという間に時間が過ぎて、もうすぐ1年の半分だなんて…!毎月恒例となりました1か月の振り返りnoteを書きます。5月を振り返って、1か月間でPVの多かった記事ベスト5をご紹介します。 5月の1か月間でPVが多かったnoteベスト5 1位 最近読んだ本の話 vol.16  5月1日に投稿したこのnoteが1位です!嬉しい!vol.16は1か月の間読み続けられていたようで、時々スキの通知がきていました。ありがたいです。 2位 最近気になっている物の

読書の話 vol.2

 今日は、本を読んでいて気になったことや考えたことなどの話を書きます。忘れてしまわないように、何とか書き留めようと試みてみました。 1、「小説契約」の話 今週の『最近読んだ本の話 vol.19』でご紹介したアントニオ・タブッキの『他人まかせの自伝』の中で書かれていた話です。本から引用します。  やや融通は利かないが、それでも有益なある批評の考え方によれば、小説は、作者と読者に「自伝契約」(つまり、作者が書いたことは自伝だと読者が受け入れること)ならぬ「小説契約」と呼ばれる

最近読んだ本の話 vol.19

 「最近読んだ本の話」の第19弾です。予想をはるかに上回る早さで梅雨入りしてしまい、ますます家にいる時間が長くなりそうですが、読書するにはいいんだろうか?今週も最近読んだ本を3冊ご紹介します。 1、アントニオ・タブッキ『他人まかせの自伝――あとづけの詩学』 パリのカフェの小さなテーブルで、ふと耳元によみがえった亡き父の声。それは夢で聴いた声であり、そこからある物語が生まれた──。現代世界文学の旗手として注目される著者が、自作を手がかりに創作の契機を綴ってゆく。フィクション

読書の話

 「趣味は何ですか?」ともし誰かに聞かれたら、今だったら「読書」と答えるかもしれない。それ以外に空いている時間を費やしていることと言えば、「noteを書く」「音声配信」「写真投稿」どれも家族・友人・知人・職場の人に秘密にしているので、決して誰にも言ってはならない。公になっているのに秘密の場所なのだ。以前なら「美術鑑賞」「ライブに行く」「友人と飲みに行く」なども答えられたかもしれないが、今ではめったにできないことになってしまった。  今日も図書館に行って、一期一会を楽しみなが

最近読んだ本の話 vol.18

 「最近読んだ本の話」の第18弾です。GWも終わって日常生活が戻ってきたけど、相変わらず緊急事態宣言が出ている中で、引きこもるには読書はいいですね。本があって良かった!と思う毎日です。今週も最近読んだ本を3冊ご紹介します。 1、又吉 直樹『人間』 僕達は人間をやるのが下手だ。 38歳の誕生日に届いた、ある騒動の報せ。 何者かになろうとあがいた季節の果てで、かつての若者達を待ち受けていたものとは? 初の長編小説にして代表作、誕生!! 「変な話だが、自分が小説を書くことに

最近読んだ本の話 vol.17

 「最近読んだ本の話」の第17弾です。GWは遠くに出かけることもなく、本を読んでいました。今週はGWの間に読んだ本を3冊ご紹介します。 1、保坂 和志『猫がこなくなった』 猫好きの友人の高平君がうちに来て、涙ながらにいなくなった猫の話をはじめた、聞けば聞くほど私が外で世話していたキャシーそっくりだった。 ついに1ヵ月経ったところで高平君は、迷い猫のポスターを貼りだした。それを作ったのは二週間目だったが、「貼ったら事実を固定化するみたいじゃん。」と思っていたのだ。レディはき

最近読んだ本の話 vol.16

 「最近読んだ本の話」の第16弾です。GWに入り、ちょっと落ち着きました。読んでいない本がまだまだたくさんあって、一歩一歩少しずつ読んでいけたらと思います。今週も3冊ご紹介します。 1、山本 文緒『プラナリア』 どうして私はこんなにひねくれているんだろう―。乳がんの手術以来、何もかも面倒くさく「社会復帰」に興味が持てない25歳の春香。恋人の神経を逆撫でし、親に八つ当たりをし、バイトを無断欠勤する自分に疲れ果てるが、出口は見えない。現代の“無職”をめぐる心模様を描いて共感を