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【初心者向けのお金の話】投資って?何からはじめたらいいの?

昨日に引き続き、お金の話です。昨日は銀行預金だけをしていることの怖さについて書いてみました。読んでいない方はぜひそちらもご覧ください。→昨日の記事

ここでは、銀行預金がだめなら何をすればよいか?という点について、話をしていきます。
※これもあくまで個人的な見解であって、実際の投資にあたっては自己責任となりますのでご注意ください。

投資と投機の違いって?

これまで銀行預金しかやってこなかった人に「投資してみたら?」と勧めた時のリアクションとして予想できるのは、「なんか怖そう」、「よくわからない」この辺じゃないかと思っています。

怖いと思っている人の多くは「投資」と「投機」がごっちゃになっている場合が多いと思います。まずは言葉の意味について整理します。

まず、投機というのは、タイミング(機会)を捉えて利益を得ようとする行為のことを指します。わかりにくいですね。具体的にいうと、株式投資などにおいて、相場の変動などを利用して儲けることです。

例えば、10万円の株が11万円にあがったので売却し、1万円の利益を得た。これは「投機」です。基本的には短期的な取引のことを指しており、ギャンブル性が強いといわれています。

一方、「投資」は、資本を投じて利益を得ようとする行為のことを指します。さっきよりも分かりにくいですね。投機が短期的に、相場変動を利用して利益を得ようとする行為だったことに対し、投資は長期的に、例えば株主優待、配当金、長期的な相場の変動(企業の成長)によって利益を得ようとする行為のことを指します。

そのため、
→「投機」にあたるのは、株式投資(特に信用取引など)、先物取引、FX、暗号資産取引などが主なものとして挙げられます。
→「投資」にあたるのは、不動産投資、株式投資(中長期での取引)、投資信託、国債などが主なものとして挙げられます。

株式投資は代表的な投資手法ではありますが、「投資」という言葉を使いながら「投機」の一面もあることから非常にややこしくなっていると思います。

投機は怖いもの?

投機の定義については前述したとおりです。いわゆるデイトレーダーと呼ばれる人たちはこの「投機」で利益を出そうとしている人たちですね。

では、僕たち初心者が投機で利益を出すことは可能なのか?という点ですが、結論、不可能ではないが、非常に難しいと言わざるを得ません。

株式投資の例で話しますが、長期的には成長している企業であっても、ある日、ある時間帯を見ると短期的には株価は上下しながら上昇をしていくのが常です。これは株価が買いたい人と売りたい人のせめぎあいで決まっている性質上、一時的に上下することは当然の事象です。

これを狙って稼ぐのは非常に難易度が高いこと、なんとなくイメージできますでしょうか?

投資は怖いもの?

一方、投資はどうでしょうか。

先程の株式投資の例で言うと、短期的に上下する銘柄であっても、売上を伸ばして続けていて業績好調の企業であれば、半年、一年、もっと先まで見据えても伸びていく可能性は高いと思われます。

業界やトレンド、企業研究を行うことにより、損をするリスクは減らせるということですね。

また、長期保有の場合、株式投資だと配当金や株主優待(いずれも企業によって実施していない銘柄もある)など、株価の上下に関わらず得られる利益もあります。これらも含めて、総合的に銘柄を選定することが重要です。

リスクを減らす観点で言うと、一つの企業だけでなく、複数の企業に投資することで一つの企業に突発的な下落があっても、損失が発生するリスクを減らすことが出来ます。(分散投資)

同じように考えると、株式投資だけでなく、投資信託、国債等々、他の投資先も複数持っておくことで、業界や国単位での経済悪化の際のダメージ軽減にもなります。余裕が出てきたら違う投資方法も勉強してみるといいですね。

じゃあ何から始めたらいいの?

いざ投資を始めようと思っても、何から始めたらいいの?ってなりますよね。個人的には「投資信託」をおすすめします。

投資信託はざっくりいうと、自分を含めた色んな人から集めたお金で、プロ(専門の運用会社)に代わりに資産運用してもらい、その利益をみんなに分配する仕組みです。

運用する商品は様々です。株式投資のように特定の企業に投資するわけではなく、業界や国・地域、市場等を括りとしており、その中からプロの目で銘柄選定されます。

例えば、日本株を扱う投資信託を購入したとして、実際に購入する銘柄を自分で指定することはなく、プロが代理で売買してくれます。

そのため、購入している時点で分散投資ができているというのが大きなメリットです。

もう一つ、大きなメリットとして挙げられるのは、長期投資すればするほど複利の恩恵を受けることができることです。

例えば、100万の投資信託を購入し、翌年105万になったとします。更に翌年は105万が元手になるため、その翌年には110万2500円、115万7625円、121万5506円、127万6281円と、年々元手が大きくなり、得られる利益も少しずつ大きくなります。これを10年、20年繰り返すと、元手100円で運用し続けた場合に比べ、数百万のプラスとなります。

これが複利であり、かのアインシュタインが「人類最大の発明」と言わせた力である。

さいごに

色々言いましたが、まずはお金や投資に興味を持ち、一度買ってみるといいと思います。今回の話から少しでも興味を持てた人がいればとても嬉しいです。

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