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僕らが目指すべきリーダー像とは

日本の大半の人は会社もしくは何かしらの組織に属している人だと思いますが、その中での役割として「リーダー」というものが基本どの集団にもあります。

昭和や平成の時代においては、「リーダーが先導して物事を推進していく」形が一般的だったように思いますが、なんとなく、平成後半あたりからその流れが変わってきていてると思います。

いまではいろいろなリーダー像があって、自分がいざ、役割としての「リーダー」になったとき、「リーダーとしてどんな姿を目指せばよいか?」が難しくなっているような気がします。

今日は去年から会社の役職として、リーダー(主任)職になった自分がどう考えて自分なりのリーダー像を確立しようとしているかを書いてみたいと思います。

自分を見つめなおす

私自身がリーダーになるにあたり、まず考えたのは「自分がどういう人間であるか」ということです。

そもそもリーダーといっても、ぱっと思いつくだけで以下のようなものがあると思います。
・自分自身もプレイヤーとしてグイグイ引っ張っていくタイプのリーダー
・周囲の意見を聞きつつ、まとめあげるのが得意なタイプのリーダー
・プロセスを仕組み化するなど、チーム全体の生産性を高めていくような動きが得意なリーダー

それ以外にも、上記の複合的な要素を含んだリーダーもいるかもしれないし、専門領域に特化していてそれを活かすようなリーダーもいるかもしれない。

リーダーといっても色々な形があって、昔のリーダー像をイメージして「自分にはリーダーは向いていない…」と考える必要は必ずしもないということをまずは認識したほうが良い。

そのうえで、自分は何が得意で、そのスキルをどう生かすことで組織に貢献できるか。を考えるからはじめるべきと考えています。

周囲にどうコミットするか

リーダーは多くの場合、チームのメンバを率いて動く必要があります。自分自身がどう立ち振る舞うかという話だけでなく、メンバに対してどの道に進むのか方向性(目標)を示し、具体的にどのような手段を使って進んでいくのかを示していく必要があります。

チームのメンバはリーダーの示した方針に従って一つの目標に対して進んでいくのです。その方針を示すことはリーダーがどんな姿であっても原則果たさなければならない最低限の責任ではないかと思います。

そのうえで、具体的にどのようにして目標を達成するのかという点については、リーダーの色が出るところだと思います。リーダーが率先して課題解決に取り組む、メンバで分担する、最初に段取りを決めて作戦を練る等…

リーダーとして、どのようなチームにしていきたいか、メンバと共有し、一緒に作り上げていくことでリーダーとしての信頼も高まっていくように思います。

自分なりのリーダー像とは

ここまで話した内容を整理します。

1.自分を見つめなおす
自分の得意なこと、貢献できることを整理して、どんな形で組織に貢献できるか、どんなリーダーが自分に合っているかを考える。

2.周囲にコミットする
リーダー像にかかわらず、まずはチームとしての進むべき道(目標)を明確にする。そのうえで、具体的にどう達成するのか、自分なりの考えをメンバに共有し、一緒にチームを作り上げていく。

周囲への共有は浸透するまでに時間がかかります。定期的な振り返りの場で状況やそもそもの目的を再確認したり、1on1で各メンバへ期待すべき役割を伝えたり、時間をかけてチームの文化を醸成していくことが大事だと思います。

さいごに

リーダーの在り方が変わってくる中であっても、組織の先頭に立ち(ニュアンス的には必ずしも先頭を走る必要はないが、旗振りは必要というイメージ)、方向性を示すという点については何も変わらないと思っています。

自分なりのリーダー像を確立していくことで、より組織にとっての貢献度が高めていけると、良いかなと思います。


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