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どうしてもイライラしたりモヤモヤしてしまう!でも、コントロール出来るって知ってました?



#1の続きになります


怒りを我慢するのが良いのか。と言えばそうでもない。

時には“叱る”と言う行為も必要な場面も有るだろう。


しかし、“怒り”と”叱る“では意味合いが違ってくる。


”怒り“は動物で言えば”威嚇“

心理的ブロッキングとも言える。


◯怒りの感情のプロセス

大きく分けて二つに分類。

一つは、自分にとって価値のある物、事、人。又は、自分の尊厳、自尊心を傷付けられる様な事に対して。

二つ目は、自分の「目標の達成」が出来ないかも知れない、自分の思い通りにならない、と言った焦りや不安、自分に対して。


大きな違いは、前者は対人であり、時には”復讐心“が芽生えるかどうかと言ったところ。


感情によっての行動は
本来、自身のニーズを満たす為の行為である。


例えば赤ちゃんを例にあげれば

泣く事で、空腹を訴え
泣く事で、オムツを替えて欲しいと不機嫌を訴え
泣く事で、構って欲しいと寂しさを訴え
笑う事で機嫌の良さを伝えようとしている。


また、”怒り“と”叱る“に戻るが

現代では、これらを混合してしまっているケースが多いと感じられる。

◯子供を叱る、について

子供の行為に対して、
”怒る“のか”叱る“のか?


例えば、
子供が道路に飛び出すとなどと言った危険行為に及んだ際は
叱る、さとす、もしくは躾ける。
といったところだ。

無闇に怒りをぶつけると相手はどう思うだろうか?

自分に好意的でない
攻撃的である。
もしくは、愛情を感じられ無いと思うかも知れません。


特に子供は、大人より考え方や捉え方の力は強くはない。

“怒る”と“叱る”の大きな違いは
「相手を想っての行動」かどうか?


そこに「愛情はあるか?」
行動を取る前に確認してみてください。

そして、子供を叱る際はちゃんと意味を伝えてください。


◯怒りの感情のパターンを見分ける

怒りが沸いたら、それは何に対しての物であってどんなニーズを満たしたいのか?

自分の不都合に対しての
憤りを晴らしたい為の行動を取ろうとしていないか。と自分に疑問をぶつけてみよう。

対人に対しての怒りの矛先は
「復讐、仕返し、又は憂さ晴らし」と言ったところ。
そこで何を得られるのか?
たいして大きい物は得られないのでは無いか?
むしろ、失うものの方が多いのでは無いか。


◯行動の選択

前の投稿#1 で説明した様に
感情の選択は、意味付けによって変える事ができる。

しかしながら、感情は湧き出る物で
どうしようも無い場合もある。

対処法として
・怒りが湧いてきたら「怒ってるな」と認識する。

・何に対して怒っているのか?どんなニーズを満たしたいのか?を内観する

・そして行動を取る


一旦クッションを挟む事で怒り方の行動も変わって来るだろう。


相手に行動を改めてもらいたい為に”叱る“のか。

自分の想いを伝える為に”さとす“のか。


◯怒りの危険性

怒りを見せて、自分の力を誇舞しようとする者もいる。


しかしながら、本当に力がある者は
力を無闇に誇張する物だろうか。

怒りとは”威嚇“であると捉えるのなら
自身を何から守ろうとしているのか。


ここまで読んで頂いたあなたなら
感情にはニーズがあり
それを表現する為の行動だと理解頂けたのでは無いだろうか。

威嚇の真意を辿れば明白ではなかろうか。


◯怒りは第二の感情と言われています。

第一の感情、不安と恐れ、憤り嫉妬、悲しみ、寂しさなど
怒りは第一感情にネガティブな部分から派生しています。

しかし、怒りの感情の方がエネルギーが第一の感情より強い為、
相手に伝わるのは第二の感情だけが強く伝わってしまう。

本来の第一の感情は置き去りになりがちです。

なので「あの人は怒りやすい人だ」
という印象しか残らない。

そしてネガティヴは慢性化しやすい。
マイナスな感情は無限スパイラルに陥りやすい。


時には無理にでも口角を上げてみる事をおすすめする。


笑いながら怒る事は、竹中直人くらいなのだから(笑)


怒りを行動力に変える場合もあります。
ですが、
それは中々結果には繋がりません。

なぜなら、怒りのエネルギーは長続きし無かったり、自分に不都合があれば
「これは自分の望んだ成果では無い」
とたやすく諦めてしまう。

もし結果に繋がったとしても
そこにあるのは「達成感」でしょうか?



◯おわりに

あなたがもし、怒りに身を任せそうになった時は、第一の感情を見つめ直し。

感情は選択出来る。
行動は選択出来る。
という事を思い出して欲しい。


より良い感情lifeをお過ごし下さい。


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