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アデリアレトロの万年筆&インクがレトロかわいい

アデリアレトロをご存じだろうか?

「アデリアレトロ」は、かつて昭和の家庭で使われていたアデリアのグラスウェアを、 現代でも安心してお使い頂けるようリメイクした製品です。

石塚硝子株式会社.“アデリアレトロとは”. アデリアレトロ. 2022-09.
https://aderia-retro.com/pages/初めてのアデリアレトロ, (参照2023-01-06)

その懐かしくも新しいデザインを、万年筆やインクに仕立てた写真がTwitterに流れてきた。私はレトロなかわいさに惹かれ、思わず購入してしまったのだ。

アデリアレトロ 花まわし プレピー万年筆

まず最初に紹介するのは、「アデリアレトロ プレピー万年筆」。デザインは8種類あり、どれも魅力的である。とても迷ったが、私は「花まわし」をえらんだ。

ベースはプラチナ万年筆のプレピー #4 クリスタルを使用している。オリジナルのプレピーは、手に取りやすい価格。また、キャップを閉めた状態で、1年間使わなくてもインクが乾かない「スリップシール機構」を搭載しているのだ。

万年筆を毎日使ったり、お手入れしたりするのはハードルが高いもの。安くて使いやすいプレピーなら、万年筆初心者にもおすすめできる。

コンバーター700A

プレピー本体には、1本ブルーブラック色のカートリッジインクが付いてくる。ボトルインクを使いたい場合は、別途コンバーターの購入が必要だ。

ペン先にコンバーターを取り付けたところ。クリアなフレピーはどこかグラスを感じさせる。アデリアレトロ の「花まわし」のデザインがノスタルジックでかわいらしい。

▼今回紹介した万年筆はこちら。

▼好きなインクを使いたい場合、コンバーターを忘れずに購入してほしい。

花まわしのノスタルジックレッド  万年筆インク

次に紹介するのは、「花まわしのノスタルジックレッド  万年筆インク」。パッケージからすでにかわいい。アデリアレトロは、パッケージから昭和アデリア当時の雰囲気にこだわったものづくりをしているのだ。

こちらも8色展開している。「アデリアレトロ プレピー万年筆」と合わせて使いたくなる。

▼今回紹介したインクはこちら。

実際に書いてみた

GRAPHILO

実際に書写したもの。使った用紙は神戸派計画の「GRAPHILO ippitz」。インクはレットというよりレッドピンクという印象である。少し色あせたレッドが、花まわしのレトロなデザインにぴったりだ。

フレピーに使われているステンレス製のペン先は、適度な硬さで使いやすい。安価な万年筆とは思えない滑らかな書き心地だ。

▼使った用紙はこちら。

ぬりたくり絵

ノウトの「ぬりたくり絵」に塗ったもの。インク自体の揺らぎはなく、重ね塗りによって色が濃くなる。こちらはレッド寄りに発色した。

ちなみにインク瓶の口が広いので、軸が太いガラスペンや平筆などでも使いやすい。

▼使った用紙はこちら。

懐かしくて新しい万年筆&インクで思いを綴って

昭和アデリアを知る方には懐かしく、知らない方には新しいアデリアレトロ。アデリアレトロの世界観にインスパイアされた万年筆&インクは、手書きの機会が減った今、懐かしく新鮮な体験をさせてくれる。手に取りやすい価格帯なので、ぜひ試してみてはいかがだろうか。

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文具マガジンやっています。道具として使っている文具と、完全に趣味趣向の文具、どちらも好きで紹介しています。

▼万年筆の使い道として、「なぞり書き」してみるのもおすすめ。

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