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プチッとかわいい!PuChiCo(プチコ)万年筆

WANCHER(ワンチャー)が販売している、手のひらに収まる万年筆、PuChiCo(プチコ)。文具女子博大阪で先行販売したときから気になっており、6月1日に一般発売されたので購入してみた。

PuChiCo(プチコ)万年筆、開封の儀


プラケースを開けると、PuChiCo(プチコ)万年筆とスポイト、取り扱い説明書が入っている。

PuChiCo(プチコ)万年筆を取り出してみたところ。全長65mmでとても小さい。

PuChiCo(プチコ)万年筆を観察してみる

キャップを開けると、本体の小ささがよくわかる。

ペン先には、WANCHE(ワンチャー)の文字とマークが。字幅は刻印されていない。本体に対して大きめのペン先がポイント。

ちなみに字幅はF(細字)とEF(極細)があり、私はEF(極細)を選んだ。

サイズ感がわかるように、小さいボールペン「uni-ball one(ユニボール ワン)P」を並べてみた。

インクを入れてみる

PuChiCo(プチコ)万年筆のインク吸入は「アイドロッパー式」。現在、コンバーター式(両用式)が主流の万年筆が中心に販売されているなか、珍しい仕様である。

実は私もアイドロッパー式を使うのは初めて。なので、備忘録としてインク吸入の記録を残しておく。

本体をひねると、ペン先が付いた首軸と、インクを入れる胴軸に分かれる。

スポイドを使って、インクを2滴、直接胴軸に入れる。インクの入れすぎは、インク漏れの原因になってしまうので注意だ。

インクを入れた後は、首軸と胴軸を付けて、しっかり締めたら完成だ。

胴軸からインクが透けて見える。

今回は、宮城県仙台市の文具店「文具の杜」オリジナルのインク、「ずんだ」を使った。胴軸から透けたインクがずんだ餅に見えたらかわいいかな、と思ったのだ。

PuChiCo(プチコ)万年筆で書いてみた

斎藤茂吉「念珠集」より

お題は、Twitterの書写お題アカウント、「書写食堂のお品書き」さんからお借りした。

インクブローも安定していて問題なく書けた。当たり前だが、本体が小さいので筆記時の安定性には欠ける。手の大きい方には書きづらいと思う。

筆記時には、胴軸にキャップを付けた方が安定する。ただし、カチッとはまるタイプではないので、しっかり押し込むこと。

使わないときはインクを抜こう

注意書きに「保管時はインクを抜き、水洗いをして保管をお願いします。」と書いている。

基本的な万年筆の水洗いは、ペン先を水を入れたコップに一晩浸けておくこと。これが確実で一番簡単な方法だ。水に入れるときは、ペン先をぶつけないようにゆっくり沈めること。

急いでインクを抜く場合は、ペン先と首軸を外す。このとき、ペン先についているゴムをなくさないように注意する。また、ペン体(金色のパーツ)とペン芯(黒いパーツ)は絶対に分解しないこと。故障の原因に繋がってしまう。

ペン先の黒いパーツに側に、付属のスポイドを付けて水を出し入れする。インクの色が出なくなるまで行う。

ただし、付属のスポイドを使う場合、水の出し入れのパワーが強くない。そのため、ペン先にインクが残ってしまうおそれがある。時間があるときに、通常のお手入れ(ペン先を水を入れたコップに一晩浸ける)をするのをおすすめしたい。

PuChiCo(プチコ)万年筆は手のひらサイズのかわいい子

「小さいはかわいい」を体現するような「PuChiCo(プチコ)万年筆」。手のひらにのせて眺めているだけで幸せな気分になる。万年筆が好きな方は、万年筆のフォルムが好きな方も多いはず。見つめて触って愛でる万年筆として、手にしてみてはいかがだろうか。

▼今回紹介した万年筆はこちら。

▼楽天でも取り扱いがある。

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