見出し画像

月モカ!!vol.279「ゾレアが大変効いて/いつかまたメインストリームに戻るそれ」

どうもみなさま、先週の月曜と比較するとまさに蘇ったと言っていい、
モカコです。先週重度の花粉症が日常生活を侵すレベルまで来ておることについて述べたモカコですが、無事先週の木曜の採血結果で「重度スギ花粉症と診断されまして、そしてなんとその日に!ゾレアを打つことができまして、今週ようやく自分にとって「まともで健全な世界」に戻ってこれました。

(↑Canvaで作成したゾレア注射速報はこちら)

先週の水曜の段階で、火曜の営業中に吸った花粉により一日中朦朧&ぐったりしていたので、我が店イーディは水曜が定休日なのですが、
これでもし木曜に吸ったら週末持つだろうか・・・と不安だったので、
木曜にゾレアを打てるか打てないかは死活問題だった。
(きっとあの先生ならその日に打ってくれるはず)
そう信じて病院に向かい果たしてそうだった時の興奮度よ!笑
(打てる!打てる!打てる!)

注射が死ぬほど痛かったらどうしよう・・・そんなこともチラと思ったが、インフルエンザのワクチン程もいたくなかった。

翌日からこう、ずっと体内が燃えていて炎症炉のような感じになっていた感じがスッと消えていって(多分この炎症炉症状が一般的な花粉症、花粉症など気合いで治せと思っている人にはない)、むろんまだ目が時々かゆいや鼻がむずむずするなどいわゆる一般的な花粉症の症状は残っていたけど、
体内の炎症が治った今となっては、多少のむずがゆさなど気にも留まらない感じになった。詳しくは昨日の「日曜TUBE」で話しているのでそれをきいてもらえたらと思うが、これまでの花粉治療薬がいわゆる「アレルギー体質」の人が持つIgEという門番(としよう)が外敵花粉と結合して「ヒスタミン」という物質を放出することまでは止められなかったのに対して、ゾレアは、そのIgEに対して働きかけて組むのでつまり花粉と結合しない=ヒスタミンが放出されない、という大変新しい治療薬であり、そのヒスタミンが炎症およびくしゃみや鼻詰まりを起こす原因なのであるから、
それが根元で抑えられた体内は本当に花粉紀元前、花粉紀元後くらい違うのである。

(昨日の「日曜TUBE」はゾレアについても話しましたがメインは近刊「宵巴里」に関してのこと。たくさんお話ししました、特に装幀他、ゲラが上がってからの本作りの工程などについて)

by 小説家のモカ🍑

さて。今日もう一つサブトピックとして話したかったことはこの「醤油挿し」のことである。この醤油挿しは江戸時代に建てられた築140年以上経つ母の実家の水屋の中で見つけたもので、可愛いなと思って大掃除のさいにピックアップし2018年くらいに東京に持って帰ってきたもので(使われず奥に仕舞われていたので)、しかしちょっと蓋がぐらぐらしていてしっかりハマらないので、結果自宅ではこの写真の奥にそっと写っている別の醤油挿しを使っていた。今思えばその蓋がぐらぐらしていることのリスクって醤油挿しが倒れたときでしかないのだから、奥のガラスの醤油さしも倒れた時には醤油がこぼれるわけで、つまりリスク的には同じなのになぜその時「使いにくい」と思ったのだろう、謎。(もしかして多少ぐらぐらしておくことで醤油が固まって蓋が抜けない!みたいなことを回避する職人の技だったのかも!)

とにかくそんなわけでこの陶器の醤油挿しはずっと別な使われ方をしていた。ティースプーンを挿す容れ物としてだったり、ホワイトセージ他、ドライなハーブの一輪挿しだったり。しかし先月から我がお店で定期的にお刺身が食べられることになった関係で「なめろうなんかに」ちょいと醤油をかけたいシチュエーションが増えた。何か店に一つ可愛い醤油挿しあってもいいな、と思ってCreemaなんぞを開こうと思った時に突然思い出したのだ、この子が一輪挿しじゃなくってれっきとした醤油専門家であったことを。

(この対談動画で栞珈琲が提供するお刺身については結構語っています😎)

実は先に載せた写真、ガラスの醤油挿しの奥に写っている翠色の蓋、あれはストゥブの蓋なのだが、彼もまたしばらくの間、ベランダのキャスター付き物干しが強風で飛ばないための重しにされていた。
(こんなことするために生まれてきたわけじゃない!って思ってるかもだよな)特にストゥブの蓋なんてスター街道まっしぐらの設定で生まれてきたのに。そう思って先日、別な重しを発案、無事キッチンに彼を戻したわけなのであるが、彼をキッチンに戻し、醤油挿しを綺麗に洗って乾かし(どこかに仕舞い込んでいたぐらぐらする蓋を探して)我が店イーディに届けられる準備をしているうちにふと思った。

(すべてが、あるべき姿で輝いているのって、大切だよな)

だけど同時に(あるべき姿)でない時間も懸命に輝いてくれたそのことにも感謝がひとしお生まれた。だってあなたは一輪挿しにちょうどいいサイズだったし、小さなスプーンをいくつも上向きに挿しても倒れない重力があって、いろんな側面で活躍できたのだもの。
もちろん醤油挿しは口があっても話せないから文句を言わないけれども、今度は逆に人に例えた。

(自身がメインストリームから外されている時も、自身でやるべきことを見つけて、それを一生懸命手を抜かずにやる人には、再び王道での活躍が齎されるのではないかしら)

すなわちそれはエネルギーの量の問題で。

今宵の「#月曜夕暮れ栞定食🍚」は大変豪華ですが目下ファスティング中にて食べられなかった。「だから(モカコさんの嫌いな)魚介にしましたよ」と1ミクロンの栞の優しさ。

いつかまたメインストリームに戻る”それ”

それ、が何を指すのかわからないけれど、方程式の X のように、
”それ”は皆の人生や相対するモノや仕事や、人間関係にたとえられる。

なんだかそんなことを思って、日々できることを頑張ろう、
そんな感じになった週末。そんな感じになれたのもゾレアが”あれ”と結合してくれたおかげだろう。笑。

<月モカvol.279「ゾレアが大変効いて/いつかまたメインストリームに戻るそれ」> ※月モカは「月曜モカ子の私的モチーフ」の略です。


「宵巴里」はこちらから☝️購入していただけます!!!

✴︎  ✴︎  ✴︎

☆モチーフとは動機、理由、主題という意味のフランス語の単語です。☆このページを通じて繋がってくださっているあなた! あなたの「いいね!」はわたしの励みになっています、いつもありがとう。

がんこエッセイの経費に充てたいのでサポート大変ありがたいです!