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文字を連ねずにはいられない

やむにやまれずnoteを開く。
取り立てて書くことがある訳でもないのに。

強いて挙げるなら、遠距離恋愛中の恋人の写真を眺めて、ピースの位置が謎すぎることに笑いを禁じ得ない昼休みを過ごしているということくらいか。

恋人は都会の人間なのだが、どこで都会人と山奥の住民が出会ったかというと、巷で流行りのSNSだ。

全くもってインターネットの発展には頭が上がらない。アナログに生きていたら恋人と言葉を交わす機会すら無かったはずだからだ。


突然だが自分は美貌の持ち主ではない。

街中を歩けば風景の一部と化し、さほど認識もされないまま通り過ぎられるモブである。

そんなモブを恋人は「(・∀・)イイ!!」と言う。
「(´ ω`)スキダヨー」と何度も伝えてくる。
なんかすごい人に出会ったみたいな言葉をくれる。

すごい人に出会ったのは自分の方ではないかと思う。

恋人と出会う前、ひどい勘違いの末にみっともない失恋をした自分は、恋人の言葉を上手く受け取れずに居た。

端的に言って、自己嫌悪と疑心暗鬼の塊だった。
何度も恋人を不安がらせ、小さな衝突を繰り返した。

恋人はいつも至極冷静だった。
自分がパニック状態になれば「どうしてそうなっちゃってるのかな?」となだめ、原因を突き止めてくれた。

出会いがないのではない。
出会いを見ようとしていないだけだ。

なんだか普通のことを言ってしまったけれど、やっぱり普通は偉大で、しかし貫くには難しい。

ここで厨二病の自分が「普通って何?」とか「自分は普通じゃない」とか言い出したがるが、そう考えている時点で立派に普通だ。

個人的な見解として、誰しも特別になりたいもんなんだと思う。
心が若々しく、好奇心に満ち溢れていればいるほど、その傾向は強くなると思う。

「みんな」というひとつの括りに入れられたくないからって、言い切り文章で強い言葉を使う人も居る。

正直言うと、あれは鬱陶しい以外の何物でもない。

こんな感じで。

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