横浜国立大学3年生のみなさんへ【2025年度研究室配属について】
2023年4月から立ち上がった研究室です。みなさんの先輩として、修士1年生 4名、修士2年生 3名、博士1年生 1名が在籍する予定です。
研究室の見学や質問など
12月17日(火)12月24日(火)1月10日(金)13時から、総合研究棟W706でゼミをしています。途中からの見学も歓迎です。ゼミ後、みなさんの先輩に遠慮なく研究室の様子を尋ねてください。
馬場は総合研究棟W703におります。お好きなときに質問に来てください。メールでの質問やアポは bamba-motoaki-pc@ynu.ac.jp に連絡ください。
研究内容
光と物質の相互作用によって起こる「超放射相転移」という現象を軸として、一緒に研究していきたいと思います。どのような研究かは、以下の動画をご覧ください(計30分強)。
文章として読みたい場合は、こちらの academist Journal の記事をご覧ください。
その他、こちらのページにある動画や解説も参考になると思います。
どんな研究室?
理論物理学の手法を用いて、光と物質の相互作用で生じる未踏の現象の発見・解明を目指しています。
研究のために iPad Air とノートPC をお渡しします。数値計算にはPythonを使います。大規模な計算にはAWS (Amazon Web Services) を使います。
理論研究なので、皆さんのペースで研究を進められます。自宅で研究してもらってもOKです。
ゼミと輪講(本読み)を週に1回ずつ開催しています。原則として対面形式ですが、都合が合わない人がいる場合はハイブリッドで実施します。ゼミなどの様子は上記日時に総合研究棟W706まで見学に来ていただくか、以下の note をご覧ください。
4年生は、春学期は皆で以下の教科書を輪講(本読み)をします。秋学期は各自の研究テーマに関連した論文の紹介をした後、卒業論文の要旨の検討や発表練習をします。
ゼミと輪講の他は、馬場および先輩1~2名と週に1回程度面談しながら、各自で勉強、研究していくスタイルです。分からないことは先輩に教えてもらえます。
研究テーマ
以下のような研究テーマを考えていますが、テーマを一緒に考えるところから始めるのもOKです。
量子コンピュータなどを安定化するための革新的な枠組みの構築
熱エネルギーから直接レーザー光を発生させるなどの新たなエネルギー変換現象の探索
宇宙で起こるH2Oメーザーの地上での再現
共振器に入れるだけで(光を照射せずに)化学反応の速度などが変化する現象の仕組みの解明
アメリカなどの実験グループとの様々な共同実験の解析
機械学習(ディープラーニング・ベイズ推定)を用いたスペクトル解析法の開発
量子アルゴリズム・プロトコルの考案
教育方針
直面する課題を主体的に解決できる能力を養い、社会に必要とされる人材に育てることを方針にしています。
背景・動機(なんのために研究するのか?)を常に考えるよう指導します。課題に対して、文献などを調査し、モデル(仮説)を立て、手計算・数値計算(Pythonなど)で仮説を検証するというサイクルを繰り返すことで、課題解決能力を養います。
卒業後の進路
昨年度と今年度は6名が本学大学院(特別選抜3名、一般選抜3名)、2名が東京大学大学院、1名が東京工業大学大学院に進学、1名が就職という予定です。大学院は進学希望者全員が第一志望に合格しています。
修士1年目からインターンシップが活発になりますが、みなさんの先輩達は研究活動ときちんと両立させています。
典型的な就職先は、国内外のメーカーの技術開発職、プログラミングやデータ処理・解析のスキルが求められる様々な業種、ITコンサルタント、技術コンサルタント、シンクタンクなどになります。
修士号取得後の進路については、理論研究か実験研究かは就職活動などであまり問われません。
博士課程への進学も応援しています。学生支援政策・キャリアについてオンライン勉強会を開催したり、親子向けの実験教室(サイエンスコミュニケーション)活動を支援したりしています。
博士号取得後の進路については専門性が関係してきますが、物理工学の研究は産業界と密接に繋がっており、修士卒よりも良い待遇でキャリアを築いていくことができます。また、学生時代の専門とは異なる分野で活躍する事例も最近増えてきています。
起業したい方には、様々な知り合いを紹介するなどして、応援します。アカデミアで研究していきたい方も歓迎です。
問い合わせ
馬場は総合研究棟W703におります。お好きなときに来てください。メールでの質問やアポは bamba-motoaki-pc@ynu.ac.jp に連絡ください。
上記日時に総合研究棟W706でゼミをしています。途中からの見学も歓迎です。ゼミの後、みなさんの先輩に遠慮なく研究室の様子を尋ねてください。
資料
研究室配属説明会の時の資料は、以下から入手可能です。