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腰と骨盤 〜筋肉を緩めて腰痛予防〜


はじめに

前回に引き続き、腰痛についてお話しさせていただきます。
前回は、なぜ腰痛が起きていたのか?
私自身の経験を立位体前屈テストを使って、お話しさせていただきました。
前回の記事はこちら↓

今回は、腰痛を引き起こさないために
何をどうすれば良いのかお話しさせていただきます。

前回もお見せしましたが、以下の画像をご覧ください。

立位体前屈テスト

エラーが起きている左から2つ

① 腰椎屈曲制限 (腰椎の動きが悪いパターン)
② 股関節屈曲制限 (股関節の動きが悪いパターン)

こちらの対処方法をお答えしていきます。

腰椎屈曲制限

最初は、腰椎の動きが悪いパターンについて解説していきます。
本来屈曲できる(曲げれる)はずの腰椎がその能力を失っているということですね。
なぜこのようなことが起きるのでしょう?

その原因と言われるのが、腰椎の過前弯(いわゆる、反り腰)です。
腰椎の過前弯は、腰痛を引き起こすと言われています。¹⁾

腰椎の過前弯を解消する

腰椎が過前弯しているということは、必要以上に
腰椎が伸展している(腰を反りすぎている)ということ。
筋肉は必要以上に緊張している状態です。

ということは、、、

腰椎を前弯(伸展)させる筋肉を弛緩(ストレッチ)する必要があります。

腰椎を前弯(伸展)させる筋肉は、脊柱起立筋腰方形筋です。


腰椎伸展筋

上の画像を見ていただくと分かる通り、背骨側にあり、骨盤に付着する筋肉たちです。
これらの筋肉をストレッチなどをして緊張を解く必要があります。

改善ストレッチ

こちらの動画をご覧ください。

股関節屈曲制限

次に股関節の動きが悪いパターンについて解説します。
本来屈曲できる(曲げれる)はずの股関節がその能力を失っているということですね。
なぜこのようなことが起きるのでしょう?

その原因は骨盤が後傾し過ぎているということです。
この姿勢でも、腰痛を引き起こすとも言われています。²⁾

骨盤の後傾を解消する

腰椎の時と同じで、筋肉の緊張を解く必要があります。
今回は骨盤が後傾していますので

骨盤を後傾させる筋肉を弛緩(ストレッチ)する必要があります。

骨盤を後傾させる筋肉は、腹直筋股関節伸展筋群です。

骨盤の後傾

股関節伸展筋群とは、臀筋群(お尻)やハムストリングス(腿裏)を指します。
実際に、腰痛の原因に臀筋あ群の柔軟性の低下³⁾やハムストリングスの柔軟性の低下⁴⁾
があることがわかっています。

ということで、ストレッチをしていきましょう。

改善ストレッチ

こちらの動画をご覧ください。

最後に

今回はストレッチを用いて、筋肉を緩め腰への負荷を軽くする方法について
お話しさせていただきました。
僕自身、臀筋群(お尻)とハムストリングス(裏腿)が
ものすごく硬くて前屈するのが嫌いでした。笑
ただ、ケアを行うようになってからは、確実に体の調子が良くなり
トレーニングや競技のパフォーマンスも高まっているように感じます。
特に社会人スポーツ選手は、仕事をしながら競技に取り組んでいる方がほとんどだと思います。
怪我の確率を少しでも下げれるように、ケアを怠らないようにしましょう。

また、ストレッチがめんどくさい!と思う方もいるかと思います。
(実際、僕もどちらかといえばそんな感じでした。笑)
そんな方は、このようなアイテムを使って筋肉をほぐすことも有効です。

Amazonや楽天でも取り扱っているので
腰の張りが気になる方は購入されてみてもいいかもしれません。

次回は、腰を痛めないためのトレーニングについて解説していきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。

参考文献

1)https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/46S1/0/46S1_H2-231_1/_pdf/-char/ja

2)https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/41/6/41_KJ00009692647/_pdf

3)https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2009/0/2009_0_A3O1022/_pdf/-char/ja

4)https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2012/0/2012_48100620/_pdf/-char/ja

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