京都グルメ日記③「ラーメン藤」脱観光化路線・ちまたの味編
どもmoaiです。
京都、京都、京都の連投お許しください。
この1年、5度も京都に行くと、あることが分かってくる。
ラーメン屋さんの観光地化だ。
「第一旭」「新福菜館」はこの1年、何度も訪れたが、京都駅から近い立地のため、行列が酷くなっていた。特に「第一旭」なんかは、行列が伸びすぎて大変なことになっている。
そこにはSNSの発達が考えられる。昔からガイドブックに掲載される名店だったが、観光客がSNSで拡散することで、裾野が広がり過ぎている嫌いは確実にあると思う。
美味いものを食べるには行列がつきもの、という考えもあるし、美味いものを並ばずに食べてこそ、という考えもある。自分はどちらかと後者寄りのスタンスである。
京都在住者の方は、自分のお気に入りのお店が観光地化して行列ができることを、どう思っているのか。もし思うことがある人はコメント欄に。
▶︎▷▶︎▷▶︎▷▶︎▷▶︎▷▶︎▷
SNSが発達するこのご時世、マイペースに展開しているお店が非常にありがたい。
川端五条そばにある「ラーメン藤」は我が道を行っている。
東九条にあるのが、本店となる。自分は五条店一択。
シンプルな店構えに、名店の匂いを感じる。この写真は昼だが、先日の京都遠征では夜に行った。店内はカウンターのみ。そのカウンターには、デイリースポーツが雑然と置いてある。客の構成比率はガテン系あり、一般家庭あり、自分みたいな客もあり。
例えるなら、人種のサラダボウル。いわゆる「市井のラーメン屋さん」である。
マスターは客とひたすら世間話で盛り上がっている。あの銭湯がどうとか、あそこの息子がどうとか、ボートレースの阿波勝哉(大外6コース専門のまくり屋)がどうとか。
はっきり言って、
でもそんなの関係ねー、と小島よしおの出番となる。だって、ラーメンが美味いんだもん。
そんな喧騒の中、特製ラーメンにビールを注文。王道を行く。
九条ネギに、ゴロゴロとしたメンマ。京都正統派しょうゆラーメンの保守本流だ。そう、ラーメン屋さんは、美味きゃ文句なし!まずは麺リフトから。
やや柔らかめの麺をズズズとリフティング。これをやらないと始まらない。味は塩辛っくなく、至ってノーマル。でも、それが嬉しい。
奇をてらわず、普通の味で普通に勝つのが、王道。まさに電車道、まさに横綱相撲。
観光地化せず、地元民だけで大切に守ってもらいたい「ちまたの味」。ひっそりと、見届けたい。
■□■□■□■□■□■□■□■□■
ラーメン藤
京阪本線『清水五条駅』より徒歩約3分
清水五条駅から210m
営業時間・
定休日
営業時間
11:00~翌0:30
日曜営業
定休日
第2・4火曜日
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?