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メンタル豆腐男が保険営業でテレアポしたらガチで病みそうになった話

やったことある人なら分かると思うけど、

テレアポってさ・・・

  • 断わられまくって、気が滅入ってしまう

  • ずっと続けてたら、メンタルどうにかなりそう

新規営業ではいまだに有用性があるとされてますが、何度も断られたり叱られたりと冷遇を受ける為、精神的にとてもきつい仕事

私は40歳の時に保険業界に転職をしましたが、テレアポがめちゃくちゃ辛くてメンタルが病んでしまいそうでした。

しかしその後、テレアポだけで新規開拓を続け、5年後には保険代理店として独立することが出来ました

そこで、大敵だったテレアポをどのように乗り越えていったか体験記のようにまとめました。

もし、テレアポが辛くて足がすくんでいる営業マンがいれば、この記事を読んでこんなメンタル弱い中年男でも出来たのかと安心して欲しい。


初めてのテレアポですでに心折れる

保険会社に転職して数日経過したある日のこと

法人のリストを手渡され、「明日みんなでテレアポをやるから」と言われました。(みんなで=同期入社した10数名の営業社員全員で)

当日、テレアポ専用ブースに一列に座り、机上には電話機、リスト、スクリプト、そして背後では講師役の保険会社社員が見張るという息が詰まりそうな状況でスタート。

とりあえず、スクリプト通り喋ればいいのか程度に考えていた私は、リストの上から順に電話をかけていく。

電話相手「いま忙しいんだわ!!」

次の相手「保険なら間に合ってる!!」

次の相手「営業の電話なら切るぞ!!」

・・・・・

テレアポきっつ!!汗

まったくアポが取れません。
いやそれ以前に、
話すら聞いてくれません!

30分もしないうちに心が折れました。

結局この日は、2時間やって収穫0
この時は、アポが取れなかったことよりも、
こんなきついことを続けていかなくてはいけないのかと思うと、
とにかく気が重かったのを覚えてます。

これが、私のテレアポデビュー戦です。

テレアポ恐怖症に陥った

何もしたくなくなり、ぼーっと過ごす時間

新規のお客様を開拓する手段は他にもありますが、法人営業がメインだったこともあり、効率面を考慮するとテレアポが最も早く成果が出ると言われ続けてました。

とくに私は、法人マーケットに対して頼る人脈も無かったので、提案を聞いてくれる企業を探すテレアポは避けて通れませんでした。

しかし、何度やっても、

  • 「もう(保険は)入ってるので」

  • 「忙しいので」

  • 「付き合いがあるので」

  • 「結構です」

こういったお断り文句を浴びる日々、私は次のように考えてしまいます。

  • 断わられてばかりで気が滅入ってしまう

  • 自分は人に迷惑なことをしているのか

  • 世間から否定されてるような気がする

同僚のみんなは、1日100件、200件という架電数を目標に頑張っているのに対し、受話器に手が伸びない私は、すっかり後れを取ってしまうことになります。

完全にテレアポ恐怖症になっていました。

40日目に経験した感謝の初アポ


苦手意識を自覚しながら、腰の引けたテレアポを同僚の1/10程度の架電数で何とかこなしていたある日、まぐれでアポが1件取れました。

じつに、テレアポを始めてから40日目に取れた初のアポイントです。

結果、この訪問先が、保険営業に転職して初の法人契約者となります。

初訪問から契約に至るまで3回4回と足を運び、お客様が突き付けてくれた要望や、それに応える為の提案の見直しなど、最終的に「良い保険を提案してくれてありがとう」と言われたこの時の経験が、後の営業活動の礎になったと言っても過言ではありません。

最初の頃は、

テレアポを続けなくてはいけないなら、自分は無理かもしれない(汗)

そんな弱気になっていた私ですが、ここでリタイアするということは、せっかく見つけた良いお客様も裏切ってしまうことになってしまいます。

契約者を裏切る(?)、、それは絶対にあってはならない!
ならばもう少し頑張ってみよう。

そう決意し、やりたくないテレアポに本気で向き合うことにしました。

最初の頃は、良い意味でがむしゃらになるはずです。
きついな、やりたくないな、そう思っていても、なにせ他にやることもないので、誤魔化しながらテレアポを続けていると、下手でも数打てば必ず出会いはあります。

「あなたのような担当が電話をかけてきてくれて良かった」そんな風に言われる出会いが必ずあるし、実際に言われたら「テレアポ辛いんで辞めます」なんて言えるわけありませんよね。

ぎりぎりでメンタルを保つ日々

テレアポをやる上での最強のメンタルは、

 一喜一憂することなく次から次へとひたすら電話しまくる

これに尽きます。

細かい事を言い出せば、スクリプトの中にも戦略はありますので、振り返りや分析も非常に大事ですが、基本このスタンスでテレアポ出来るなら、放っておいても成功するでしょう。

しかし私は、40歳でそこそこ社会経験もあった中年男でしたが、メンタル豆腐なので、ひたすら電話しまくることは出来ませんでした。

・工夫する必要があった

企業の選定、事前情報、リスト作成、時間帯、スクリプトなど、少しでもアポ獲得率を上げるための試行錯誤にはかなりの時間を費やしました。

上にも書きましたが、ひたすら電話しまくるロボットになれたら良かったのですが、私には無理だったので、遠回りになっても効率化に拘りました。

効率化にこだわることで少しでも安心感を得て、ぎりぎりメンタルを保っていたのです。

・割り切る必要があった

一番仲の良かった同僚は、物怖じせず毎日200件近くテレアポをしてました。当然、次から次へと訪問先でスケジュールが埋まります。

焦りはありましたが、彼を真似しなきゃいけないと思うとそれがストレスになってしまい、出来ない自分に凹んでしまうので、割り切って考えることにしました。

人は人。自分は自分。

ロボットのように無感情で電話しまくる同僚を横目に、「私はロボットじゃない。感情がある。一喜一憂もする。人間らしく電話しよう」と自分に言い聞かせました。

・利用する必要があった

利用出来るものは何でも利用しようと思いました。

一人でやるとすぐに気が滅入って手が止まったり、自分に甘くなってしまうので、手が空いてそうな社員を見つけては、一緒にテレアポブースに誘って対面で座り、よーいどんでやったり。

啓発本や攻略サイトを読み漁って、少しでも勇気が出るようなノウハウを探したり。

良さそうなコンテンツを見つけたら、迷わず買いでした。

こうして、いくつかの工夫やマインドセット、そして情報などを駆使しながら試行錯誤を繰り返していました。

テレアポの本質は理解していたが…

  • テレアポは、断わられて当たり前の行為

  • したがって、感情は無にして電話をかけまくるべき

  • 電話をかけまくると、話を聞いてくれる相手を探し当てることが出来る

確率は、様々な要素が絡み合い変化します。扱う商材によっても全然違うし、地域性や世の中のトレンドによっても変わります。とくに保険屋は嫌われがちなので、アポ率1%以下の日もざらにあります。

それがテレアポの本質だと思います。

ひたすらテレアポ出来る人は、こんなnote読んでないで、1件でも多くテレアポしましょう。

何度も言いますが、私には出来ませんでした。

だからこそ、

このnoteを執筆してます。

テレアポの本質を理解しながらも、やらなきゃいけないのにやれないという恐怖症に陥り、本気で病む寸前だった状態から、その後、結果的にはテレアポだけでお客様を作り、5年後に独立に成功しています。

テレアポの本質から目を背けた

いまでもテレアポが大嫌い

本質から目を背けた・・・すなわち架電数が最も大事だと理解していながら、数よりも効率化にこだわり、遠回りをしました。

でもその結果、しっかり実績を残すことにも成功した私だからこそ、どのようにテレアポだけで数字を積み上げていったのか?を書くことにより、よりリアルな体験記型ノウハウとして伝える自信があります。

まとめ 心を安定させる3つの考え

心のバランスを安定させる為に大事なことは3つ

1.目的を忘れない

2.自分の感情に逆らわない

3.利用出来るものは利用


テレアポは手段です。
(これは不変の事実)

なぜ、いくつかあるはずの手段の中からテレアポを選んで実践しているのか、それは早く結果を出したいからではないでしょうか。

早く成功して生活を変えたい。または毎月のノルマを早く達成したい。など、人それぞれの目的があると思います。

その目的を見失ってしまうと、こんなきつい仕事はありません。

断られるのが当たり前、でもやっぱり凹む。それが普通です
それなのに「感情を無くせ」とか、「そのうち慣れる」とか、そんなことしか言えない無〇な担当社員が多くて残念。

私はあえて、感情に逆らわないやり方を伝えたい

ただでさえきついので、孤独感を感じてはいけません。無〇社員でも使える時は使いましょう。一緒にテレアポ手伝ってもらうでもいいし、気分転換に飛び込み営業に同行してもらってもいいです。

あとは、営業レターなども使うと一気にストレス軽減されます。私は以前もいまも、ストレスフリーなテレアポを追求してます。


私がトンネルを出るきっかけとなった手法、トップセールスを真似て1ヶ月で年換算300万の新規を獲得して以来、ずっと実践してる営業レターとテレアポ術を別記事に掲載しております。

そちらもぜひ。


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