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突然、警察が来た。 〜想定外の外出〜


昨日、はじめての経験をした。

警察が自宅に突然やってきたのだ。
うちに何の用だろう?


警察がかかわるようなことをした覚えはなく、振り返っても思い当たる節がない。

不思議に思いながらドアを開けると
警察は真剣な面持ちで言った。

「避難してください。」


どうやら近所に危険物の可能性があるものが発見され、調べるまでその付近を離れた方がいいとのことだった。

通報があったからなのか分からないが、すでに警察のほか専門の方々もいて、これから調べる様子だった。

急遽、自宅を出て外で待機することに。


「天気のいい日でよかったな。」

人間って不思議だ。
大変な状況でも、こんなにどうでもいい発言をしてしまうものなんだな。

この見解もまた、どうでもいいなと思いながら、ぼーっと立って待っていた。


しばらくしてから、
「問題はなかったので、もう戻っていただいて大丈夫です。」
と帰宅の承諾を得て戻ることに。


こんなこと、なかなか経験しない。

そう思ったと同時に、いろいろなことは急に起こりうるのだと、強く感じた。


わたしは、いつもその日にあったことを一日の終わりに振り返るようにしている。

イレギュラーなこの日も振り返った。


改めて思ったことは、
いざというときに持ち出す荷物をまとめておく必要がある、ということだ。


自宅をすぐに出ないといけない、
そんなことが突然起きると

荷物をまとめる時間がない。

こんな当たり前のことを、分かっているのにやっていなかったことに気づいた。


場合によっては、そのまま帰れないなんてこともあるかもしれない。

何も考えずに過ごしていたら、何か起きた時に慌てるだろう。


起きてからでは遅い。
どんなことにも言えることだ。

何事も事前準備を心がけたい。
それがこの日の大きな学びだった。


" いつでも出る準備を。"
今からの教訓だ。



馬場香織(ばばかおり)



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