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あさうら
2024年1月27日 00:22
ものをつくると壊せなくなってしまうことがある。わたしたちはそれを繰り返して川のそばに街をつくった。だから街はそのうちに故人への灰色の感情で溢れかえってしまう。住人たちは漠然とそのことを知っていて、いつか来るその静かな時代を恐れている。やがて春がその巨大な足で崩しに来てくれるだろうから、雪像をつくることにした。神さまがどういうつもりなのかは知らない。つくることは祈りの双胎だったらしい。わたしたちは
2021年11月14日 19:02
クレープってどう食べるのが正解なの? 今数学の脳だから分からん 少し乾いた薄い皮とその下のクリームが臨終の祖父の手みたいだ 君のおじいちゃんご健在でしょ 考査終わりなんて空疎な気持ち 手に負えるサイズ感の生地で考査と課題を片付けて、そこに遠足みたいなホイップを添えて(なるべく受験期前までに)くるくるっと円錐に巻く バナナチョコおいしい クレープを焼いているおにいさんがあのロックバンドの