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HSPの私が正社員からアルバイトへ戻った理由。就活は急がなくて良い

私は今年4月に社会人になったばかりの20歳です。
この記事は就活中の方や仕事の選び方に悩んでいる方、私のようにHSPの性格の持ち主の方に読んでいただきたいです。

私は4月にとある一般企業に新卒入社しました。ですが配属先の上司と相性が悪く、適応障害を発症し、休職の末6月末に早期退職しました。
そして今はアルバイトとして働いています。
今回は私が就職を決めるところからどんな経緯で入社したかも含めて、正社員からアルバイトに戻った理由、それから現役就活生へのアドバイスをお話ししていきたいと思います。

1,新卒入社した会社に就職を決めた理由

ちょうど2年前、私はとある雑貨屋さんでオープニングスタッフとしてアルバイトを始めました。最初はお金を稼ぐために始めましたが、段々そのお店の魅力と店長に憧れを抱くようになり、そのブランドに就職して社員になりたいと考えるようになりました。
しかし、私がアルバイトで勤めていた店舗は直営店ではなく業務提携という形で運営している店舗で、そのブランドの会社の社員さんがいる店舗ではありませんでした。ということは私が憧れを抱いた店長は業務提携を受けている会社の社員ということになります。
私はそのことに気づかずに新卒でそのブランドの社員になりたいとばかり考えて結局直営店の社員になることを決めてしまいました。
そして順調に面接は進んでいき、就活を始めてから約2ヶ月後に直営店の会社の就職が決まりました。
決まった時、正直複雑な気持ちになりました。
それはなぜか、、
私が魅力を感じたお店は同じブランドとはいえ、業務提携店舗に魅力を感じ、その業務提携を受けている会社の社員さん(店長)に憧れを抱いたから。
でももうその時には後には引けない状況になっていました。
また、新卒は一度きり、正社員は社会的信用度が高いという固定概念から自分の本当の気持ちを押し殺して就職を決めました。

2,入社してから今に至るまで

3月にアルバイトを卒業し、4月に直営店の社員になった私は心を入れ替えて頑張ると決めました。泊まりがけで行った研修や配属店舗でのマニュアルの落とし込みなど一生懸命に取り組みました。
ですが、配属店舗の店長と相性が悪く、段々聞きたいことも聞けなくなり、仕事が怖くなりました。
ここまで聞くと社会人なんだから普通だと誰もが思うと思います。
ですが、私は生まれつきHSP(繊細な心の持ち主)という特徴のある性格で、他人の気分に左右されやすかったり、強い刺激に圧倒されやすい性格で、疲れやすくストレスが体調に出やすいという特徴があります。
店長はかなり物事を唐突に言ってくるタイプの人で、HSPの私からするとかなり苦手な性格の方でした。
でもこの時は自分がHSPということに気づいておらず、、
もちろん最初は何を言われても修行だから気にしないという気持ちで働いていましたが、気づかないうちに自分の中にストレスを溜めてしまい、2ヶ月経った頃についに体調にまで変化が出てきました。
食欲不振、思考停止、手足の痙攣など様々な症状が出てきて、このままでは自分が壊れてしまうと思い、勇気を出して精神科を受診しました。
そこで適応障害と診断され、1ヶ月間の休職をすることになりました。
休職期間に入ってから私は一度真剣に自分の心と向き合おうと決めました。
まずは自分を客観的に見つめることが適応障害の療養にもつながると考えました。
そこで私は、手帳に自分の本当の気持ち、不安なこと、これからどうしたいのかを全て書き出しました。そこで自分はHSPという性格を持っていることに気がつきました。
手帳に書いた自分の心の中と向き合ったことで、自分がどこで道を間違ったのか見えてきました。就職を決めた時のことを振り返りました。
第1章でもお話した通り、私の就活は1つの勘違いと世の中の固定概念を考えた結果で決まりました。
つまり、本当の自分の気持ちに嘘をついて就職をしたことになります。
この休職期間に自分の心と向き合ったことで、改めて本当の自分の気持ちに気づくことができ、一度Uターンをしてもう一度人生をやり直す決心をしました。
私が当時憧れを抱いた業務提携店舗の店長は私の就職をずっとそばで応援してくださり、アルバイト卒業後もLINEをくれたりいつも相談に乗ってくれるので、思い切って自分の気持ちを打ち明けました。戻ってアルバイトからやり直したいと、、
ありがたいことに復帰の許可をいただきました。
そして休職期間が終わる6月末にそのまま早期退職をしました。
現在は大好きな店舗の憧れの店長のもとでまたアルバイトとして働いています。
これからは自分の心に嘘をついて生きるのはやめようと思います。

3,アルバイトでも生きていける

今回私は、心や体が健康でなくては働けないということを身をもって経験しました。
私はその人が健康で満足しているならアルバイトでも生活することはできると考えています。
今は社会保険制度が充実した会社も増えていますし、私のアルバイト先にも社会保険に加入できるので、9月からはフルタイムで働く予定です。
人は生きているだけで偉い、私はそう思います。
働き方は人それぞれです。
もちろん正社員の方が社会的信用度が高いのは重々承知していますが、今はアルバイトでもクレカの審査が通るところもありますし、家もなんとか工夫をすれば借りれるところもあります。
私が働きたかった場所がたまたまアルバイトという雇用形態だっただけです。
自分で選択した道に自信を持って生きていこうと思います。

4,現役就活生にアドバイスしたいこと

就活で会社を選ぶ上で一番考えてほしいことは、その会社に入ってから自分がどうなりたいかです。入社後の目標が明確ならばその会社を受けてみてください。
でもそうでなければ目標をしっかりと自分の中に定めてから受けることをお勧めします。面接で自分の本心ではない綺麗な言葉を並べて仮に内定が出たとしても、入社後に後悔するのは自分です。どうか内定という言葉だけに捉われないでください。
自分が本当にやりたいこと、そして自分の強みをどうやって社会に貢献できるか、それを考えるのが就活です。
当時の私のように新卒という言葉にとらわれて焦っている人も多いかもしれません。ですが、時間がかかってもいいと思います。
自分が後悔しない選択をしてください。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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