40代からのキャリアデザインの壁と対処法

数年前に担当したリーダー研修にて、「これからは現状維持でいい」とおっしゃる40代の方々に出逢いました。つまり、定年まで10数年しかなく、今から挑戦してもたいしたことはできないというのです。

一方で、非正規社員から正社員を目指す方や、再就職、起業を目指す方の中には、キャリアデザインに対して前向きに取り組む方々がいらっしゃいます。現状からの変化を考えており、自己啓発や情報収集を行いながら人脈やコミュニティも活用して、新たなステージに進んでいらっしゃるのです。

40代だから遅い、50代だから無理と言われる環境だけにいると、自分の認知もそのようになり、行動が進みにくいものです。「機会がある」と考えられる環境があれば、違ってきますね。そのためにも、趣味やプロボノ、サードプレイス等を持っていると世界が広がります。正社員転向や再就職、起業を目指す方は、

また、定年をゴールとしているキャリアと、寿命をゴールとして（誰にもいつかはわかりませんが）何ができるかを考えるキャリアデザインの違いかもしれません。

企業人事としては、そもそも、モチベーションが上がりにく環境になっていないか、考えていきたいものです。

専門家への相談やイベントへの参加など、一歩踏み出すと変わっていきますね。

それから「これからは現状維持でいい」という現状維持も、実は大切な目標の一つだと思います。時代が進み年を重ねる中で、今のパフォーマンスを維持するためにはエネルギーを要するからです。

定年も延長となる企業が増え、人生100年時代と言われるようになる中で、可能性は広がる一方ですね。まず何から始めていきましょうか。企業人事として、どのような施策を考えていけばよいでしょうか。

専門家として講座やキャリア相談でもお話をお聞きしています。