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やってみる力、の破壊力

「できるかできないかではなく、やるかやらないか」フリーランスになった時に、ある方に言われた言葉です。

やったことがない仕事のオファーが来たとして、自分がやってみたいと思ったら必死に準備をして臨む。それがいつのまにか新たな経験になっている。そんなお話だったと思います。今となればよくわかること。

会社員時代は、人事から「次はこれをやってみて」と打診があって、上司や先輩のやり方を真似ながら経験を積むことが当たり前だったけれど、組織を離れると打診して教えてくれる人は不在。経験があることだけを続けていると、同じことの繰り返して行き詰るし、仕事の幅が狭まる。「会社員時代の資産を使い切ったら終わりでは?」という方もいる。

けれども、楽観主義だけでは乗り切れないのがビジネスの世界です。興味があってどうしてもやりたい領域なのか、チャレンジできる場であるのか、準備期間に誰のどのリソースで助けてもらえそうか、短時間で準備ができそうか等、考えながら進める必要があるのです。これは、社会人経験での人を見極める力や知見が助けてくれます。

その間のプロセスの成長力って大きいことも実感します。自らの決断で行動したことだから。やってみるって、その後の自分への影響が大きい。


就職できる方が持つスキルを調査した報告書では「自身を客観的に認識し受け止める力」「学び取る力」「とりあえずやってみる力」が挙げられています。

「未来の教室実証事業成果報告」(2019)Pwcコンサルティング合同会社