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ストレスの捉え方を変える

先日受講した、ストレスゼロ・セミナーでは、従来のストレス対処法の考え方と異なる点がありました。「ストレスの原因(相手や事象)を変える」のではなく、「自分がストレスの捉え方を変える」という点です。こちらのアセスメントは海外含めて3万人以上の方に実施されていて、効果を上げています。


セミナーでは、目で見えるものや耳で聞こえるもの、体で体感するものを、どのように変えるとストレスが軽減されるのかを習得するのですが、人によって効果的な事柄は全く異なります。私は、色や、見えているモノの動きが気になるタイプなので、好きな色を見て、意識の中で色や動きを変えるとストレスは軽減されます。人によっては、耳から聞こえる言葉の使い方を変えることでストレスが軽減される場合もあります。

今回のセミナーを受けて気づかされたのは、日本では、日常生活の中で「ストレスがあることが当然だから、時々発散して乗り切ってね」が慣習になっているということです。今までは気にならなかったけれど、違和感を感じるとモヤモヤしました。

例えば、企業の福利厚生に、呼吸を整えて気持ちをリセットするワークショップが導入されたとして、これまでだったら「このような機会が与えられて素晴らしい」と思っていたのだけれど、「このようなワークショップを導入しないと軽減されないストレスがかかる仕事だけれどよろしくね、という意味もあるのだな」、と別の視点で考えることもできます。


職場でのデスク周りに、グリーンを沢山おいて、せっせと水やりをしている同僚がいたとして、今までは「そんな時間があるのだったら仕事してくれよ」と思っていたのだけれど、「自分が心地よいものを置いて、リラックスするルーティンを取り入れているのだな」と認識することもできます。


もっと、ストレスがない生活、職場環境にこだわってもよいかもしれませんね。やりがいが大きい仕事でも、周囲から期待が大きくても、ストレス過多で倒れてしまったとしたら、何にもならないからです。

私の場合は、まずは身の回りに置く色を変えることから始めてみます。


思考傾向のクセを見る「カレイドコンパス」のトレーナーとしても活動しています。