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ベンチャー企業から学ぶ、能力開発の進め方

創業間もないベンチャー企業の場合、一人の人材が複数のポジションを兼任していることも多く、新しい人がジョインすると、その一部を引き取り成長させていくことが一般的です。そのため「やりたいことは何か」「早期にできそうなことは何か」という質問をよく投げかけられます。

職場環境も未整備で、業務フローも整ってないことが多いベンチャー企業において、その中でも自ら業務を進めて軌道に乗せ、さらに成長させていくには「どうしてもやりたいという情熱をかけられる領域」「未経験であっても短期間で習得して一人前になりそうな領域」から始めると手っ取り早いからです。短期間というのは半年、一年といった期間です。

これは、キャリアチェンジや、キャリアストレッチの機会にもなりますよね。どのような規模の企業で働いていても、企業の事業内容の変更や、合併等の組織変更によって新しい職種への変更を余儀なくされることがあります。例えば新規事業への挑戦、合併先のメンバーと一緒の部署への配属等。その際に、どのようにして環境にアダプトしていくか…。以下の点がポイントになるのではないでしょうか。

☑事業内容の魅力を深堀りして、情熱をかけられそうなポイントを見極める

☑職種内容を分解して、どの領域であれば短期で一人前になれそうかを見極める

もちろん、それまでの事業内容や職種にこだわって、転職することやフリーランスで活躍することも選択肢の一つです。けれども、転職先でもフリーランスの仕事でもキャリアストレッチが必要な場面は出てきます。一度身に付けた知識や技能も、そのままにしておくと時代ニーズからずれてくるリスクがあるもの。新しい領域への挑戦の際には、試してみてはどうでしょうか。

企業としては、なぜその事業へ異動してほしいのか、どのような能力開発を期待しているのかを、かみ砕いて伝えていくとよいですね。


ベンチャー企業への再就職プログラムや、大手企業内キャリアコンサルティング等で、具体的にお伝えしています。