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質問のはずが、人生相談になる背景

世間で話題になっているかどうかは、Twitterのツイート数でカウントされることがあります。学生の方と「その話題と関係ない、自分の悩みを書いている人が多い」という話になりました。そこで思い出すのは、会議や講演の最中に「質問ありますか?」と聞かれて発言する場合に、質問ではなくその方の人生相談を熱く語ってしまって周囲から驚かれるという事象が少なくないことです。

なぜ、そうなってしまうのでしょうか?


それは、普段から考えていたのだけれど心の奥にしまっていたことが、話題になっていた事柄や会議や講演の内容に刺激されて、急に表に出てきたことが要因だと思われます。無意識であることも多いのではないでしょうか。


もう一つの要因は、普段から他人に相談することに慣れていない場合に、質問するつもりで発した一言から、心の奥にしまっていたことすべてが出てきてしまう、ということもあると思われます。「●●の経験があって関心を持っていたので××の質問をさせていただきます」と伝えるつもりが、●●の経験の話を続けてしまって、質問が分からなくなってしまう。自分でも思いがけず、戸惑われることもあるのではないでしょうか。


解決策としては、普段考えていることを書き留めて置いたり、発信しておいて気持ちを整理しておく、気になるテーマに沿って対話できるワークショップに参加しておく、モヤモヤがたまってきたら信頼できる方に相談しておくことなどが挙げられます。

想いを小出しにしておく、発言に慣れておくことですね!考え方を変えると、心の奥から湧き上がってきた想いや言葉など、思いがけない自分の反応を知るのも面白いかもしれません。