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職種とジェンダーギャップの深い関係

先日、ジェンダーギャップ指数が発表になりました。国際的に日本は低い水準を推移しており、政治家に女性の割合が低いこと、賃金格差や女性管理職の割合の低さ等が要因とされています。

参考:Global Gender Gap Report 2022

大手小町2022ジェンダー・ギャップ指数世界116位、男女格差を埋めるには

賃金格差の背景として、勤続年数の違いが議論されていますが、職種別の賃金格差にも注目したいところです。

厚生労働省の調査では、職種によって経験一年目から5倍以上の差があり、20年継続した際の伸び率も違いが顕著です。
そもそも賃金が高い職種、医師や弁護士などに女性の割合が少ないですね。また、女性の割合が多い職種が、勤続年数に比例した賃金の伸び率が低いとも言えるのではないでしょうか?

参考:令和2年賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金(時給換算)

企業によっては、女性が多い職種は主任や課長以上の昇格事例がないということもありました。経営や事業そのものに関する経験不足であるなどの理由です。

現在はどうでしょうか?
働く側も企業側も、職種とジェンダーの関係を見直していきたいところです。