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不妊治療保険適用とライフデザインのこと

2022年4月1日より、不妊治療が保険適用となりました。治療費が高額であることで、治療に踏み切れなかったという方々には朗報ではないでしょうか。
また、治療中の方にとっては仕事との両立が課題の一つでもありますが、企業によっては、介護や育児と同じように治療中の方の休暇や時短勤務の制度導入も進んでおり、今後も環境整備が進むことが期待されます。
参考:厚生労働省HP「不妊治療が保険適用されます

このような社会情勢の中で、気を付けたいのは「子供を持つことを望む人が治療の機会を得やすくなる」ことが大切であって、「誰もが適齢期になったら子供を持った方が良いと推奨することではない」ということです。

その上で、将来子供を持ちたいと考える方にとっては性別に関わらず、若い時からライフデザインを考えておくことが大切です。なぜなら、年齢を重ねることで難しさがある事象でもあるからです。不妊治療の保険適用には女性側の年齢制限があります。そして不妊の背景には男性側の要因もあります。
つまり、年齢を重ねると性別問わず、妊娠率が低くなっていくということです。
参考:ロートHP:男性にも女性にもある妊娠力「35歳の壁」とは

また、近年では健康寿命も話題となっており、70代以降になると通院等の医療ケアが必要になる方が増えています。親が70代以降になった時に、自分がどのような状況にいるのかも考えておいた方がよいでしょう。

ライフデザインは、性別問わず誰もが若い世代から考えておくとよい事柄です。仕事のプランだけでなく、プライベートでどのような生活を送っていきたいのか、年齢が関係ある事柄については目安を考えておくと良いでしょう。

ここでも、「女性だから出産時期は仕事を休むことを考えておく」等と性別を限定して考えることを推奨しているのではありません。

「将来はパートナーと地域で楽しく暮らす」「将来は子育てを楽しみつつ、〇〇の仕事を行う」「将来は専門性を活かして社会貢献の仕事に従事する」等と、未来像を考えてみるということです。

どのような生活を送りたいのか、どのように働いていきたいのかは自分次第です。ライフデザインを考えながら、年齢が関係がある事柄については目安を考えながら過ごしていきましょう!


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