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組織のヘルスチェック:「何を悪と捉えるか?」

「ミスや遅延そのものが悪ではなく、それが周囲に分からないことが悪である」

2018年1月に共同創業した会社も5年目を迎え、フラットだった組織を少しずつ階層化し、役割分担を見直し、権限委譲を進め、より強いチームにしていくべく組織開発をしています。

創業当初の人数が少ないうちは、役割分担をしているものの、コミュニケーションの密度も高いので、みんなが今の状況を把握している。ただ、会社が大きくなり、権限委譲が進んでいくと、一部の人しか詳細を把握していないブラックボックスが少しずつ増えていきます。

それを見える化するために、会議体を設計したり、進捗管理やコミュニケーションのツールを整備したりと環境を整えていく必要がある。ということで、お互いの成果を称え合ったり、問題を検知してサポートし合えるような仕組み作りに取り組んでいます。

先日、あるチームのリーダーが、メンバーとこんなやりとりをしていました。

リーダー:「昨日が期限のこのタスクの進捗はどうなってますか?」
メンバー:「まだ完了してなくて、本日中に終わります。」

あるあるのシチュエーションですよね。
その時に、そのリーダーがこんなことをメンバーに言ってくれました。

期限内に終わらないってことは「タスクの優先順位」「作業時間の見積もり」「作業の進め方」のどれかに問題があったんだと思うので、一緒に調整しましょう。
「遅れること=悪」ではなく「遅れることが周囲にわからないこと=悪」だと思ってください。

いやー、おっしゃる通り!
ミスやスケジュールの遅延などがしっかり共有される組織ってスゴく健全だと思うのですが、それを実現するためには「トラブルそのものじゃなくて、トラブルが起きた時にそれが周りに分からないことが悪」というベースの考え方がカルチャーとして浸透してることが、とても大切だということに改めて気付かせてもらいました。

健全な組織作りのために、ポジティブなこともネガティブなこともオープンにできるカルチャーを作っていきたいです。そのために、まずは自分がミスした時も、しっかりとメンバーに共有していこうと思う今日この頃です。


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