Masa Nagata | Design x Business

スタートアップでデザイン統括やってます。 親父がタイル職人→建築学ぶ→デザインコンサルに就職→Samsung UXに転職→MITのデザインプログラムに留学→帰国後ヘルスケアテックスタートアップを共同創業→退任してメディカルスタートアップにジョイン

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スタートアップでデザイン統括やってます。 親父がタイル職人→建築学ぶ→デザインコンサルに就職→Samsung UXに転職→MITのデザインプログラムに留学→帰国後ヘルスケアテックスタートアップを共同創業→退任してメディカルスタートアップにジョイン

最近の記事

見切り発射🚀のチカラ

「宣言→予祝→実行!という流れが、”やらざるを得ない環境”を実現する。」 学びの言語化が苦手なので、3ヶ月は毎日学びの記事を書く。 2022年の1月4日からスタートした本企画(笑)も今日が最終日となりました。今年書いた記事の総数は本日で87記事。(ちなみに、2021年と2020年は0、2019年は4) 元々は、定期的にコーチングをしていたいだている株式会社ドリームチーム・ディレクター代表の中島さんから、3ヶ月で自分を変えるプログラムにお誘いいただいたのがキッカケでした。3

    • 意識を変える「遂行評価」と「結果評価」

      「立場が上になればなるほど、遂行することよりも、その結果への責任の比重が大きくなる。評価にそれが反映されると役割に対する意識が大きく変わる。」 2018年、僕はBeatFitという会社を共同創業しました。 創業当社の僕の役割は「つくる」こと。 開発とデザインを統括する立場でサービス開発に集中していました。 今年で5年目に入り、会社が少しずつ組織化されていく中で、僕の役割も事業を統括する立場に変わっていく中で、売り上げに対する責任の比重が大きくなってきた気がします。 先日

      • 習慣が育つタイミング

        「習慣はしっかり根づいていれば、その習慣が”簡単になった時”に自然に育つもの。」 僕の会社では、BeatFitという運動の習慣化を支援するサービスを開発しています。習慣化についての科学的な理論をサービスにうまく取り入れることが大切なので、日々勉強しています。そんな仕事柄もあり、先日ご縁があって「習慣の科学入門」というセミナーで講師をさせていただきました。 「結果ではなくアクションを重視すること」「モチベーションに頼らず小さく始めること」などなど、僕が学んで実際に使える!と

        • プロジェクトをドライブする「遊び」のチカラ

          「煮詰まったプロジェクトでは、”遊びの時間”が自分たちが想定していないところまで連れて行ってくれる起爆剤になる。」 僕は2015年から2年間、アメリカのMITという大学のデザインスクールに留学していました。 1年目の後期には、企業との提携プロジェクトがあり、僕はスペインの「CAMPER」という靴メーカーのプロジェクトに参加しました。 キックオフミーティングでは、スペイン本社から専務が直々にプロジェクトを説明しに来てくれ他のですが、その時に会社の抱える3つの課題を提示され

          時間の感覚は変化のバロメーター

          「時間が早く感じるのは刺激の量が少ないから。刺激や変化の多い充実した日々が送れていると時間を長く感じる。」 子供の頃は1日が長かったけど、大人になると1日があっという間。 そんな話を聞いたことがあるし、自分の体感としても、そういう風に感じています。一方で、大人になってからも「今週は1週間が長いな...」と感じる時もあるので、これって何なんだろう?と思っていました。 定期的にコーチングをお願いしているコーチのお誘いで、3ヶ月で自己変革を目指そう!というワークショップに参加さ

          時間の感覚は変化のバロメーター

          整体師が教えてくれたメンテナンスのお得

          「病気になってからだと、お金も時間も必要で痛みある。そんな無駄を無くし、長期的に"得する"ための方法がメンテナンス。」 2007年の春、僕は転職で京都から神奈川に引っ越しました。 住んだところは川崎市の元住吉という場所で、多摩川を挟んだ向こう側は東京という県境でした。駅前には商店街があり、安いスーパーや美味しいごはん屋さんがたくさんある、本当に住みやすい場所でした。 転職して、ちょっとお給料が良くなったこともあり、前々からやりたかったことを、この町で実現します。 それは

          整体師が教えてくれたメンテナンスのお得

          「やめるため」のデータデザイン

          「直感的に何かを始めることはできても、それを直感だけでやめると決めることは難しい。」 僕は2018年にBeatFitという会社を共同創業しました。 この会社では、運動の習慣化のためのサービスを開発・運営していて、様々なジャンルのクラス、そして習慣化のためのイベントや機能が提供しています。 こんなことをすれば、もっとユーザーに楽しく使ってもらえるんじゃないか?運動を習慣化してもらえるんじゃないか? 何かを始める時には、習慣化の理論と照らし合わせてユーザーに寄与できるかを考え

          「やめるため」のデータデザイン

          アイデア発想法ならぬアイデア発想儀式

          「アイデアを出すための儀式を決めることで、自然と脳がアイデアを出そうとしてくれる。」 僕は新卒でsoftdeviceというデザインコンサルティングの会社で働き始めました。 この会社は、UI/UXという「使いやすさ」や「ユーザーの体験」といった領域で有名な会社で、家電製品から産業機器まで様々な製品のデザインをしています。 この会社でやった最初の仕事は「10年後のロボットを考える」というお仕事。コピー用紙の裏紙に1枚1案という感じでアイデアを書くように言われ、30~40案のア

          アイデア発想法ならぬアイデア発想儀式

          360度でやるべきは「評価」じゃなくて「フィードバック」

          「部下に好かれるから良いリーダーという訳ではないので、それを評価指標に用いるべきではない。」 会社を創業して今年で5年目ということもあり、最近は評価制度を整えていこうとしています。 評価指標をクリアにすることも大切なのですが、そんな時に話によく出てくるのが360度評価。 僕も起業前に働いていた会社でやっていたのですが、上司だけでなく、同僚や後輩の評価を受けられるのは有意義だと思っていました。 ただ、なんとなく感じる違和感。 立場によって、見える景色、とるべき行動が変わる

          360度でやるべきは「評価」じゃなくて「フィードバック」

          ゴーンさんが教えてくれたコミュニケーション活性化の本質

          「レクリエーションによるコミュニケーション活性化は一時的なもの。本当のコミュニケーションはプロジェクトに宿る。」 2018年にBeatFitという会社を共同創業し、とうとう5年目に突入しました。3人からスタートした会社も、少しずつ大きくなり、徐々に組織化されてきました。意思決定のスピードを早めるために、3階層をまたぐ会議をなるべく減らしたりもしていますが、そんな中で問題になってくるのが社内コミュニケーション。 こういう時のコミュニケーション活性施策として、よく出てくるのが

          ゴーンさんが教えてくれたコミュニケーション活性化の本質

          「使いやすそう」なデザインのパワー

          「正確に操作ができる”使いやすいデザイン”より、スムーズに操作できているような気がする”使いやすそうなデザイン”が、コンシューマー製品にとっては大切。」 僕は2007年から7年間、SAMSUNGの日本デザインセンターでUI/UXデザイナーとして働いていました。UI/UXデザインというのは、使いやすさやユーザーの体験をデザインすること。 最初の2年は韓国でデザインされた携帯電話の使い勝手を日本にあったものにローカライズする業務、そのあとはスマートフォンGalaxyシリーズの日

          「使いやすそう」なデザインのパワー

          結婚から考える「やらない理由がない」という強い決断

          「何かを”する理由がある”から動くのと同じくらい、何かを”やらない理由がない”から動くという決断は強い」 僕は新卒でデザインコンサルティングの会社で修行をした後、韓国のSAMSUNGという会社の東京デザインセンターに転職しました。 僕が所属していたのはUXチームという「使い方」や「ユーザーの体験」のデザインに特化した組織。当時はチームが発足したばかりで4人だけだったのですが、どんどん大きくなり、1年足らずのうちに10人くらいになっていました。 僕の後に入ってきたデザイナー

          結婚から考える「やらない理由がない」という強い決断

          「バグを憎んで人を憎まず」という考え方

          「モノづくりというチーム戦で起きた問題は、個人ではなく、チームの問題として考える。」 2018年、僕はBeatFitという会社を共同創業しました。 肩書きはCPO(Chief Product Officer)というもので、製品を統括する役割。開発管理も役割の1つで、エンジニアの方々と一緒にソフトウェア開発を行っていました。 ソフトウェアっていうのは、本当に言葉の通り柔らかいナマモノ。思い通りにコントロールすることが難しく、バグつまり不具合がよく起こります。なので、開発に関

          「バグを憎んで人を憎まず」という考え方

          初期メンバーというカルチャーの伝道師たち

          「創業期の採用で最も大事なことはカルチャーフィット。後にその人たちが創業者のカルチャーを浸透させるハブになる。」 2018年、僕はBeatFitという会社を共同創業しました。 最初は3人からスタートし、事業の成長とともに採用を進め、少しずつ人数が増えていきました。業務委託も含めて15名くらいになった時に、ふと振り返ると、本当に多種多様なメンバーが関わってくれていました。 (筋肉ムキムキの)データサイエンティスト、(ヨガのインストラクター資格を持つ)コンテンツマネージャー、

          初期メンバーというカルチャーの伝道師たち

          頭が良さそうに見える技術

          「話していて頭が良さそうに見える人は、頭の回転が早いのではなく、知識や経験をすぐに引き出せるように頭の中をも整理している。」 僕はアドリブとか咄嗟の対応というのがあまり得意ではありません。 プレゼンで準備したことを話すのはOKなんですが、突然の質問に答えるとかだとアタフタしてしまうので、想定される質問を事前に準備したりします。 話すよりも書く方が楽。だって考えながら書き直したり、整理したりできるから。 その場でポンポンとリズムよく適切な内容のトークができる人に憧れがあるも

          頭が良さそうに見える技術

          ジョン前田が教えてくれた「即興」セミナー

          「参加者の質問をトピックにすれば、参加者と”一緒につくる”即興セミナーができあがる」 僕は2015年からアメリカのボストンにあるMITという大学のデザインスクールに留学していました。ボストンは京都に似ているなと思います。大学がたくさんあって、学生も多く、古い建物が結構残っていて、歴史を感じる美しい街並みです。 大学が多いということもあり、このエリアでは毎日のようにセミナーやイベントが行われています。ある時、ジョン前田さんという超有名なデザイナーの方がMITでセミナーをする

          ジョン前田が教えてくれた「即興」セミナー