透明の水を初めて見たその感動は、日本で生まれ育った私には計り知れない。

こんばんは、北林です。
図書館建設を委託する先のNPO法人グローブジャングル代表の森絵美子さんにインタビューをさせていただいてから、はや12日が過ぎました。
お盆真っ只中。今年は皆さまいかがお過ごしでしょうか?

さて、このインタビューで、私が一番印象に残ったセリフがタイトルの一文です。
絵美子さんが話をしてくれたのは、カンボジアの田舎の村に井戸を掘った時の話でした。

家の軒下に穴をほって溜まった黒い水をすくって飲んでいた村に、井戸が完成した時。透明の水がワーって出てきたのを、村のおばあちゃんがうわーーーって浴びていて、ボロボロ泣いて号泣していたんだそうです。こんな透明な水が飲めるなんてことが一生のうちに起こるなんて!!!!と。

それを見た時に絵美子さんは「わからない」と思ったんだそうです。

~~以下絵美子さんのお話~~

おばあちゃんのこの感動は計り知れないと思った。なぜなら私は日本で育ち、蛇口をひねれば水が出てきたし、水に困ったことはないから。
おばあちゃんのこの感動は私なんかが計ってはいけない。
水に困った経験のない私なんかが想像できる以上の事がきっとおばあちゃんには起こってるんだ。

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※この写真はネット上からお借りしました

絵本もそう。
小学校6年生で、初めて絵本を見た子供たちの、あの「わーーーーーー!!!!!」っていう顔を見た時に、絵本を当たり前に見て育ってきた私たちには計り知れないと思ったし、とても想像なんてできないと思った。
そして、その子供たちの様子を一緒に見たメンバーと、図書館をいっぱい建てようね。と話したんだよ。

学校ももちろん大事なんだけど、でもこの顔を見たら、図書館を建てることを辞めてはいけないと思ったんだ。

~~~ここまで~~~

こんな話を私たちにしてくれました。

これを聞きながら、私たちがやろうとしていることは
ただ自分たちのできる範囲で、できる事を、と思って動いているだけですが、もしかしたら、私たちには想像できないとんでもないスゴイ価値のある事なのかもしれない、そう感じました。

小学校6年生で初めて絵本を見るって、日本にいる私たちには考えられません。物心ついてから知る絵本の世界、どんなに子供たちの世界観が広がるんだろうと思うと、改めて、図書館が建つ日が楽しみになりました。

まだまだ支援が足りていません。
是非、命に直結するわけではないけれど、私たちのそれぞれの支援で、想像を絶する感動を子供たちに一緒に届けませんか?
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是非よろしくお願いします。

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