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心身の健康こそが一番

最近よく思う事は、心身が健康である人が周りにとって一番ありがたい存在であるということです。

私は社内での立場上、約20人の部署の社員の面談をそれぞれ最低2か月に1回は行っています。

正直に言うと、面談をするというのは、非常に体力がいることです。私はできるだけその人の本音を引き出し、少しでも改善に導くような面談をしたいと常日頃思っているので、人によっては2時間かかることもあります。(時間のかけすぎはあまり良くないかもしれませんが…)本音で話してくれるのは信頼されていると感じる為非常にありがたいことですが、一方で悩みを聞くという事が続くと自分の気持ちも落ちてきやすい体質なので、切り替えと自分がハッピーでいられるような環境づくりを徹底してきました。

面談することに慣れてくると、その人と自分を分けて考えることができるようになってきました。分かりやすく言うと、「私の感情は私の責任であり、相手の感情は相手の責任である」ということです。アドバイスや話を聞くことはしますが、相手をコントロールすることはできないので相手に期待しすぎることを辞めました。「ここまでやったらあとは見守る」というのも大事な事だと気付いたのです。

面談を通して一番身に染みて感じた学びは、話を聞いてくれていること自体がその人の時間とエネルギーをかなり使ってもらっているという事です。当たり前のことなのですが、腑に落ちて理解できました。それは私が話を聞く立場になったからこそ分かった事です。タイで落ち込んだ時にいろいろな人に話を聞いてもらっていましたが、彼らの時間やエネルギーをたくさん奪ってしまったなあと振り返って反省しています。

それに気づいてからは、自分の感情に責任を持つことを心掛けています。あえて誰かを頼ることもありますが、それはその人が受け入れ態勢ができていて、尚且つ望んでいる時です。相手の為に、与える感覚で頼るのです。

感情に責任を持つということは、なにも自分を責めるという事では全くありません。心身健康でいるために、どうすればいいかと考え、管理することです。自己管理は個人の責任ですから。

気持ちが落ちた時にすぐに環境のせいにしたり、今日あった出来事のせいにしたり、人のせいにしたりする人がいますが、そういう人はいつまで経っても悩みがつきないのかなと思います。要するに、なかなか心の健康が保てないのかなと思います。そうではなく、すぐに自分の心に視点をおき、どうすれば幸せを自分自身に与えることができるのかを考えるのが重要です。その切り替えのスピードが速ければ速いほど、その人も周りも穏やかに幸せにいられると思います。

更に、いつもネガティブで満たされていない状態だと、周りが察知して気を遣います。優しい人達は声をかけてくれますが、当の本人たちは、きっと無意識にそれを望んでいて、当たり前だと思っていて、自分の為にどれだけの人の努力があるのか分かっていません。分かっていないから自分のことは差し置いて他人に対して求めるものが多くなります。相手から奪うよりも、与えることに目を向ける。私がこの一年で一番学んだことでした。

一方自分の感情に責任を持てていて、自己管理がしっかりとできている人とは非常に接しやすいなと感じます。明るく元気で健康な人は、周りに与えている物が本当に多い。そこに存在しているだけでパッと場の雰囲気が明るくなります。癒しになります。花のように、太陽のように、私という存在がだれかの元気の源になっていればなあと思います。私が一番目指している人物像です。そのためには心身の健康を責任をもって整える必要がありますね。

元気が一番。最近、この意味が深いところまでわかった気がします。


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