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阿片戦争(1943年公開)

国立映画アーカイブで阿片戦争を観た。
概要は以下の通り(Wikipedia引用)

英国人によって清国が蹂躙された阿片戦争を描いた映画であるが、D・W・グリフィス監督の『嵐の孤児』(1921年)を翻案しており、盲目の少女とその姉が混乱に翻弄される姿を描いている。

中国人も英国人も日本人が演じたそうだ。

国立映画アーカイブでは現在、高峰秀子生誕100年を記念して彼女が出演した映画を上映している。「阿片戦争」はそのうちの一つだ。
上の引用にある盲目の少女が高峰秀子(麗蘭)で、姉が原節子(愛蘭)。

暴動の中、愛蘭と麗蘭は離れ離れになってしまう。結果的には2人は会えないまま終わってしまった。(厳密には最後麗蘭が処刑場に向かう時に愛蘭が追いかけていた)
麗蘭の処刑の直前に救い出され、愛蘭の元に向かおうとするも戦火に包まれてしまう…。

阿片密売の疑いをかけられて馬車で処刑場に連れて行かれる麗蘭を、必死に追いかける愛蘭の姿は心打たれるものがあった。
愛蘭の声に気づいて麗蘭は手を伸ばし、2人は一瞬手を繋げたがすぐに離れ離れになってしまう。
このあとちゃんと会えるのかな?とヤキモキしながら見てたけど結局会えなかった。

阿片窟で可憐に歌い上げる麗蘭、悲しい表情ながらも美しかった。
まだ少女だった高峰秀子のスターの片鱗が見えるシーンだったと思う。

愛蘭が恋人を待つシーン、円形の門の入り口の端に立って隠れてて、門の入り口から満月が見えてるのが美しいカットだった。
言葉で説明するのが難しい…ぜひ美しいシーンを見てほしい。

520円で戦前戦後の日本映画を観られるの嬉しすぎる。今度は「銀座カンカン娘」と「花つみ日記」を観ようと思う。

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