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感動に向き合う。 /超言葉術


感動を贈りたい。

本を読み終わった後にこんなにもいてもたってもいられなくなった本は初めてかもしれない。

著者は、電通のコピーライター 阿部広太郎さん。人事配属だったものの、クリエーティブ試験を通過して自分の未来を切り開いてきた方。

この本には、阿部さんの言葉への愛が、読み手への思いやりが溢れていると思った。


1つ1つの言葉に心動かされたのですが、印象に残った言葉のひとつに、

感動を贈ろう。                                                                                                    感じたことをオフラインでも、オンラインでも、チームに共有しながら、自分の感情に自覚的になる習慣をつくることは、生きる姿勢すら変えていく。

阿部さんは、企画する仕事は感動する仕事だ。感動こそ原動力で、相手に対して抱いた感動が、大きなムーブメントを起こす鍵なのだ。と述べています。

私はというと、感動したことがあってもすごい!でそのまま通り過ぎてしまうことが結構あったなとはっとしました。そして、素敵だと思う本や素敵な人にあっても自分の血肉と出来ていないのは、その感動の理由まで自覚できていないからなんだろうなと....!まずは、この心動かされた本に対して“感動を贈ろう”とnoteを書き始めました。


阿部さんは、感動に自覚的になるために、自分に取材をしようとお話ししています。

・その感動からどんなことを思いましたか?                                                      ・なぜそのように感じたのですか?                                                                    ・これまで似たような感動はありましたか?                                                      ・親しい人に話すとしたら何と言いますか?

すごい...!素敵...!で思考を止めていた私からすると、この問いが自分の感情を深掘りする足がかりとなりました。いつだって完璧に考えきるのは難しいものだけれど、気になった記事やニュース、言葉を少しずつtwitterにその場で書き留めるようになりました。

ここ数日、自分の感動に向き合ってみて、自分の心が癒されていくのを感じた。どんなことに心動くのかまずは自分の観察をすることが、未来の誰かの心を動かすことに繋がると思いたい。


阿部さんの本には、上に書いたような心持ちだけではなく、ああ...と恥ずかしくなるような納得してしまうような想いや言葉の紡ぎ方も書いてあって、たくさんの方法が書かれているが、今回はここまでにしましょう。


私たちは人生の中で、その後の人生を良いものにする言葉や経験を幾度とする。

この本の中には、そんな大切な、大切な、阿部さんの人生を変えてきた言葉や経験が詰まっている。そこから学んだ考え方ってその人の「財産」だと思うんです。


何度も読み返しながら、自分の感情と言葉に向き合っていきたい。

いつの日かの誰かの感動を私も生み出せるように。


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