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バナナで人様を仰ぐ仕事に就きたい

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最近の記事

日曜日は常温保存を信じられなくて値引きされたパンを3つ食べた。

    • 自己愛、首輪でも付けて散歩させたい

      寂しさや孤独が、心を癒す唯一の灯火のように光るときがあって、それらは私だけを起源とする感情で、他者の介入を解決としない、一生まとわり続ける人間の核にある絶対的なものだから、一人遠くへ旅立って、心細さに打ちのめされたくなる、手に余る醜い自己愛の扱い方を少しずつ習得していく。

      • 春1

        「夢を見ました、あなたの」 告白だった。 「どんなことしていたの」って聞かれて、答えられない内容で、あ、言わなきゃ良かったと後悔して、「忘れちゃいました」ってはぐらかした。 冷たい風はもう吹かないのだろうか。 前を歩く人のシャンプーの匂いが暖かな空気に打ち解けていた。 信号が点滅している、ベビーカーを押す音が軽い。

        • 納める、何をどこへ

          2024.01.22 日曜日に吐血し、透析の針も入らない状態で、年末からそろそろ危ないですよ、と何度も看護師さんから喚起されていたものは、もう危ないです、今週中には、と具体的な期限を持った警告に変わった。 覚悟していてください、何度も言われた言葉だ、覚悟って何の、いや分かるけれど、必要だろうか、。 その覚悟もないまま、正確には覚悟が何かも分からぬまま、月曜日、支店会議10分前に母から祖父が亡くなったと連絡が来た。 少し動揺したけれど、やはり覚悟は不要だった。準備するもの(

        日曜日は常温保存を信じられなくて値引きされたパンを3つ食べた。

          2023-09-28 冒頭

          「お待たせしました」「お疲れ様です」「あ、お疲れ様です」「やー、涼しくなりましたね」「ね、でも歩くと暑いです」「確かに」「あ、空」「お、秋っすね」「ですね、綺麗」「お店そこを右に曲がってくらしいです」「みたいですね、行きましょう」「なんか板橋とかにもあるらしくて、そっちは行ったことあるんですけど、ここはないですね」「あ、私逆にここしか行ったことない、板橋にもあるんですね」「みたいです」「あ、着いた、ここだ」「早いのに結構人いますね」「本当だ」 「床ぺたぺたですね」「っすね、

          2023-09-28 冒頭

          迎え盆、日記。

          涼しい日だった。湿気もなく、窓を開けると気持ちの良い風が入ってくる、エアコン要らずの快適な日。そんな日に畳の上で昼寝をするのが好きだ。タンクトップやハーフパンツ、布の少ない服を着て、大の字で眠る。ひんやりした畳と肌の接着部分を広くして、みんみんゼミの時雨が降り注ぐ中、時折り吹き込む風と風鈴の音、私の知ってる夏だ。 なんだかやるべき夏休みの宿題がある気がしてくる。読書感想文以外、特に数学のワークは最終日ギリギリまで手を付けられなかった。自由研究に使って余った数枚の模造紙に、心

          迎え盆、日記。

          どこかからどこかまでが嘘

          昔から食べるとか寝るとか目の前の気持ちの良いことだけを追い続けていて、時間が解決してくれない複雑で難しいこと、考えもせずに分からないふりをして目を背けて生きてきて、快楽主義、ご都合主義って言葉に出会えた時は本当に救われた。そんなんだからいつまでも私は私のままで、でもそんな私もなんだかんだ好きで、許せていて、少しでも「頑張る」と心の均衡が保てなくて、べしゃりと潰れてしまうから、許すしかなくて、怠惰、2文字で表して満足ですか、はい、じゃあそれで。 こんなちゃらんぽらんで生きてる

          どこかからどこかまでが嘘

          12月31日〜1月1日

          晦日、18時にバイトを納め、たんまりボーナスをいただいた後、幼馴染と近くのホテルに泊まった。1人一泊朝食付きで3千円の破格。更に二千円のgotoチケット付き。更に更に、ここのホテルの朝食バイキングは1,200円なのでもはや黒字、というかバグである。チェックイン時には、「これで年を越してください」と、どん兵衛まで渡され、経営が心配になるほどだった。 部屋は少し古いけれど最上階の一室、26㎡と十分な広さで、夜景が綺麗に見えた。乾杯をすると、タイミング良く花火が上がっていた。お腹

          12月31日〜1月1日