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就活戯言日記11

就活生ってビジネスの対象なのだとここ最近強く感じる。

就活生は常によくもわからない不安に駆られ、面接前には絶望したりするような生き物へと化してしまう人が多いと思うのだけれど、そんな時には就活生はきっとインターネットや就活エージェントなどを使用するのだろう。少なくとも私の周りはそうだ。

そんなことをしていても就活生はただの大人たちの良き餌でカモなのではないかと最近思ってしまう。

必然的に増えてしまった就活系の検索はこのインターネット社会で21卒であるとバレ、そこからTwitter、Instagram、すごい時はスマホのゲームのバナー広告として就活に関する広告が流れまくる。
せめてゲームをしている時は就活のことを忘れたいのに夏になると出てくるちっさい虫みたいについてきやがる。ちなみに最近夜な夜な脱出ゲームのアプリをダウンロードして解決するまで寝られない選手権を心の中で開催している。
他にもインスタやTwitterでも謎の人事からの有難い(笑)指南を偉そうに書いてある投稿がバンバン流れてくる時がある。人事だからって偉そうにインターネット上で就活の心得をと論述しないでくれ。人事だからなんだというのだ。神か?就活とはと何かつらつらと社会人経験のない学生にインターネット上で語り散らし、挙句の果て最後は根性論で終わるのだ。人事アカウントは見つけ次第速攻ブロックして目に入れないようにしているがわらわら出てくるのでここも勘弁してほしいポイントだ。見なければよいが通用しないくらい出現してくる。


先日Twitterのプロモーションとして”#就活生にエールを”というタグがあがっていた。何となく開いてみたらもう来年の就活生、22卒の方たちのためのPRだった。6月1日からインターンシップの受付が始まるからだ。
21卒である私はこれから対面が始まっていくのだ。焦りと不安を就活生にエールを送る企業から与えられた気分だ。その日は私の好きな漫画のキャラクターが誕生日だったらしく素敵な絵や写真でお祝いムードを見て楽しんだ後の急な残酷すぎる現実。
これは毎年のことだから仕方がないのだけれどただただ焦り、不安が蓄積される。例年通りであれば内定をもらっていた人もこの時期はもっと多いのだ。ああ同情するならエールじゃなくて内定をくれ。

就活生はお金稼ぎの道具であり、自分のエゴを語り散らしても良い存在なのか。まあきっとそうなのだろう。そうでなかったら就活エージェントがゴロゴロ存在しないし急によくわからない就活エージェントから電話もかかってこない。

就活地獄はいつ終わるのだろうか。22卒の文字を見ると拒絶反応が出てしまう。エールを送りあう余裕など持ち合わせていない。

とりあえず目に見えないウイルスのせいにしてしまおう。

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