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【飛行機に乗り慣れてない人向け①】飛行機を予約〜準備の心得

たまによく聞く「飛行機、はじめて乗ろうと思ったら乗れなかった(乗り遅れそうになった)」って話。

わかる。私も物心ついてから初めて乗った飛行機、母親と妹と3人で空港爆走したし、その後も妹と2人で香港空港爆走したし、父親と2人で成田空港爆走した。

私ら姉妹がマイペースのろま姉妹であることは否定しないけど、何回か乗っててもこういうこと起こるし(後からは笑い話になるけど)、それがはじめての旅行でまたは大事な人と一緒で、飛行機乗り遅れて予定ガン狂いとか悲しすぎる。もう飛行機なんか乗らない!って思うのは勿体無いし、海外なんか行かない!!って思想になるのは人生の選択肢の損失がデカすぎる。

大学生三年生の時に「自分でお金出すから!」って親に頼み込んで参加した1週間のアメリカ研修、それから人生観変わった。東京もアメリカも架空の場所じゃないし、こんなに簡単に行けるんだって思ったし、テレビの向こうとおんなじ物も全然違う物もあって、あんなに勉強した英語は使い物にならなくて、自分の視野の狭さに笑っちゃったね。

 でも、飛行機の乗り方とか学校で習わないし。旅行好きなお金があるファミリーだったら幼少期から飛行機経験あるかもしれんけど。普通にしてたらそんなん知らん。
イメージの中では空港(だいたい辺鄙な場所にある)に行って、持ち込める荷物になんか制限あるらしくって、スマホの「機内モード」を使わないといけない、客席にペットの持ち込みを認めるかどうかで大論争起こった…くらいしかわからんやん。

なので、「ちょっと飛行機乗ってみたいなぁ…」「海外ってどうやって行くん…」って思った瞬間から読んでほしい。飛行機旅の準備から到着まで事細かに書き記すので、頑張って読んでください。これ読んだらだいたい想像できると思うよ。最後まで読めた活字中毒者は上手に噛み砕いて同行者または飛行機ルーキーに教えてあげてください。

予約も荷造りも全部終わったよ!ならこっち読んで↓
旅行会社に丸投げしたor学校が・会社が・親戚が手配してくれた!そんでも空港には行くだろ。こっちから読んで↓


一応前提としては、飛行機旅の中で難易度高めな「外資系LCCで国際線に乗る」想定で書いてます。
国内線、およびレガシーキャリアだともっと簡単だからね。でも外資系LCCは安いからね。
旅費は出来るだけ削りたい主義の人間が書いてるから、その辺りのケチ臭さが滲み出てたらごめんね。

1.チケットの用意

とりあえず旅行会社のカウンターに行って、札束でスタッフのほっぺた引っ叩ける人は、旅行会社に言われた様に行動すれば何も問題ありません。この項目は読み飛ばしてください。

でも多分多くの「エクスペディアとかスカイスキャナーとかエアトリとかで飛行機取った方が安いんでしょ?」って思ってる人は一旦ここ読んで。

「現地に11時に着いたら午後から自由時間だね!あ、この8時30分発がいいんじゃない?安いし〜!このくらいなら仕事行くのと朝の時間あんま変わんないし〜」
とか思うと思うんですけどね、原則として国際線の場合、空港に出発の3時間前についていなければならない(国内線だと2時間前)のです。

大丈夫か?8時30分発なら5時半には空港やぞ?家から空港までの電車・バスある?空港って結構遠いよ、朝起きれる?
まあ大丈夫ならいいんだけど。

ご自宅(もしくは出発地)の立地にもよりますが、午前中発の便に乗りたい場合、前泊を検討する必要があるということを頭に入れておいてください。
もちろん空港近くにホテルはありますが基本的にはビジネスホテル。カプセルホテルとかドミトリーとかゲストハウスとかで旅費を浮かせたいタイプの人間は、空港のベンチで雑魚寝という選択肢もある(実際そういう人結構いるから大丈夫よ)。

よし、乗る便決めたら勢いよくポチるんだ!小さい文字もめんどくさがらずにちゃんと読んでね。
多分最終的な金額は最初に見てた金額よりちょっと高くなってると思うけど、燃料代とか空港利用税とかそんなのが後乗せされるけど、怒らないでね。

2.荷物

飛行機の発着時間決めたら、オプションで荷物と座席、機内食を指定できるよ。

新幹線旅行と違って、飛行機は持ち込める手荷物、預け荷物に様々な制限があります。
空港から出て来る観光客はコロコロといろんなキャリーバッグを転がしていますが、あれもきちんと審査を受けて制限内で荷造りをしたものなのです。
そのルールを知らず(忘れて)に、手荷物検査で引っかかってお気に入りのハサミとかヘアアイロンとかライターとか高い化粧品とかがサヨナラになってしまうのはあまりにも悲しすぎる。

飛行機で旅行に持って行ける荷物は大きく分けて2種類、持ち込み手荷物と預け荷物に分けられます。
預け荷物はLCCの場合有料だったりするので、よく読んでね!

日本政府君がわかりやすい動画を作ってるよ!動画の方が好きな人は↑を見た方が早いよ!!

・持ち込み手荷物

 わかりやすく言うと、基本的に1人分の手荷物は「ハンドバッグ」と「小さめの旅行カバン」の2つ。
お財布とかパスポートとかハンカチティッシュなど身の回りのものを入れたカバンと小さいスーツケースまたは大きめのリュックという装備になります。

持ち物全部合わせて7〜10キロだよ(航空会社による)

 持ち込めるもの詳しい事は自分が乗る航空会社の規定を確認してほしいのですが、ごく普通の旅行者が気をつけるポイントを簡単にまとめると、
 ・液体を持ち込む場合は100ml以下の小さな容器に入れて1ℓ以下のビニールパックにまとめる(1人一個まで持ち込み可能)(国際線のみ)
 ・ハサミ、ナイフ、カッター、先の尖ったものは持ち込めない
 ・電池が取り外せないヘアアイロンは持ち込めない

くらいでしょうか。この辺は他の人のブログとか見て荷造りしてください。
なので、スキンケア用品とかを旅先に持っていかないといけないと思うんだけど、小さい容器に詰め替えるとか、トラベル用のミニパックを使うとか工夫しないといけない。しかもこれにはジェル状、クリーム状のものも含まれるのでリキッドファンデとかクリームチークとかもこの扱いです。目薬とかハンドクリームとかもこの扱いです。めんどいね、でもがんばろうね。
ペンケースに入れたままのハサミとか、メイクポーチに入れたままのカミソリとかも気をつけてね。私はこれでお気に入りのハサミとカッターを手放した。

 また「飛行機内暇だからPC・タブレット使いたい!」と考えてるなら、スッと取り出しやすいところに入れてください。まず保安検査で取り出さないといけないし、飛行機内で頭上の荷物入れに入れられてしまうと出し入れするのがかなり困難になるので、座席に着く前に手元に置いておきたい。また基本的に飛行機内ではインターネット使えないので、オフラインで楽しめるようにする必要がある。

 1〜2泊であんまりお土産もたくさん買わない予定なら行きも帰りも持ち込み荷物のみで充分にパッキング可能。
 長旅の場合は首に巻く枕とかブランケットとかアイマスクとかそういうのも必要に応じてパッキングしてください。
そしてこれらは多くの場合7〜10キロ以内と重量に規定があります。特にLCCは7キロとスキンケア用品だの着替えだの荷物が増えるとすぐオーバーするので注意ね。空港や航空会社にもよるけど、きっちり計測される場合があります。
 間違えてペットボトルの飲み物とか持ち込もうとするとドナドナされる場合があるので注意です。飲み物は保安検査の後に買おうね

・預け入れ荷物

 わかりやすく言うとクソデカスーツケース。LCCやエコノミークラスだと追加料金がかかる場合が多いので、持ち込み手荷物だけで抑えたりもするけど、長旅や遠方になるとどうしても必要になってくる。

 ダイビング器材とか楽器とか特殊なものは必ず航空会社に確認する必要があるけど、手荷物に比べたら制限が緩いので、飛行機に乗ってる間に使う予定のないものは概ねこちらのクソデカスーツケースにぶち込んでいいです。
ただ、これは貨物室にご案内される荷物なので(見えないとこでどんな扱いされてるかわかったもんじゃない&温度変化が大きい)、大事なもの・壊れやすい物は手荷物に入れておいた方がいい
ごく稀に、スーツケースだけ行方不明になったとか違う飛行機でどっかいったとか中身開けられて盗まれたとかがありうるので本当に大事な物は手荷物に。

 基本的に入れてはいけないものは危険物と爆発物。火薬とか爆竹とか持ち歩く人はいないと思うけど、リチウムバッテリー(=モバイルバッテリー)とは入れてはいけません。必ず手荷物に。
タバコ吸う人はライターも入れてはいけません。手荷物にもダメなので、必ずポケットに入れてください。
また、パソコン・タブレット・Switchなどのゲーム機は必ず電源をオフにする。スリープモードじゃダメよ。

 そしてこの預け荷物は航空会社によるけど、20〜23キロまでと規定があります。そしてこの荷物は必ず計測されるので、(スタッフによっては大目に見てくれる可能性はあるけど)重量オーバーしたらアウトです。数千〜数万円の課金を請求されます。
 着替えもお土産も最小限な人はこの重量をオーバーすることはありませんが、参考書などの書籍を持ち込みたいとか寒い地方向けのゴツい装備が要るとか化粧品やらヘアアイロンやらに強いこだわりがあるとかファッションにこだわって着替えがたくさんとか現地の友達にお土産たっぷりだと、あっという間にオーバーします。不安な人は荷物の重さ測るやつ用意しとくといいかも。
 確実にオーバーしてどうしようもない場合は、事前にオンラインで荷物の追加枠を購入してください。これも数キロ追加とか荷物もうひとつ追加するのに数千円かかりますが、空港で課金するよりだいぶ安い。
 まあ旅先で重たいスーツケース転がすのもしんどいので、必要なものを厳選して出来るだけ軽めにまとめるのが1番だけども。

3.座席指定と機内食

・座席指定

座席指定はLCCだと課金の場合もあるけど、基本的に事前に指定できる。
一人旅だとどこでもいいけど、カップル旅で離れ離れになることほど悲しいこともないので、大事な時は指定した方がいいかな。

私は基本的にどこでもいい派なんだけど、あえて座席指定する時は以下のことを考えてる。
私の選択肢に「ビジネスクラス」の文字はないので以下はエコノミークラスの話ね。

・手荷物のみ(預け入れ荷物無し)、一刻も早く飛行機を降りて街へ出たい→前方
・預け入れ荷物あり、特に急いでない→真ん中〜後ろ
・静かに寝たい→トイレやキャビンから遠いとこ
・機内食を早く食べたい・選びたい→前方
・寒いの無理→通路側
・トイレ行きたくなりそう→通路側・トイレの近く
・窓から外が見たい→窓側
・壁にもたれて寝たい→窓側

また特別な「非常口座席」も選べることが多いけど、飛行機ルーキーならあえて選ぶ必要はないです。
特に海外LCCで日本語以外の言語に自信がないなら避けた方がいい。日本の飛行機でも言語と体力と危機対処能力に自信がない人は選ぶべきではないですけどね。みんなの安全に関わるからね。

・機内食

機内食は国際線の場合自動的に提供されることが多いんだけど、安っいLCCは課金。ちゃんと読んでね。
安っいLCCだと金を出さなきゃ水すら飲めない。事前に買おうね。保安検査の後でね。

アレルギーとか宗教上の対応、キッズミールの提供をしているところがほとんどなので、対応を希望する場合、事前にオンラインで申し込む事ができる。
特に希望なければ1週間前くらいには機内食メニューがホームページで公開される(航空会社による)のでワクワクしながら見ればいい。

福岡→韓国・仁川(アシアナ航空)のたった1時間のフライトでもこんなにすてきなチキンカツご飯が自動的に出てくるの!

機内食が出ない便で、機内でお食事したい場合も、事前にオンラインで申し込むと特別メニューが頼めたりする。しかも通常価格よりちょっと安い。
周りが持ち込んだせんべいとか食べてるのを横目にホカホカのスペシャルメニューを食べられる優越感に浸れる。
事前に申し込んでなくても、機内に食事メニューが置いてるので軽食や飲み物やお菓子を注文する事ができる。でも高いよ。地上の3倍くらいするからね。カップヌードル600円とかね。でも他の人が食べてるいい匂い嗅いだら欲しくなるよね。お支払いはクレジットカードで。
大人しく持ち込んだじゃがりことかつまむか、現地グルメに思いを馳せて乗り切るか、食欲に従うかは自分次第ですね。

⭐︎まとめ

はい、結構海外旅行って考えること多くてダルって思うけど、そこをワクワクで乗り越えてください。ワクワク以外にないから。

飛行機予約する時の参考にしてね。

・空港には飛行機出発の3時間前(国内線は2時間前)に到着しないといけないので、そこを考慮して旅行の行程と飛行機の便を選ぶこと
・荷物の規定を確認して、荷物の準備をすること
・飛行機内でどう過ごしたいかで座席を選ぶこと
・機内食はどうなってるかを確認する。必要なものはオンラインで指定すること

以上。
福岡→香港の飛行機内で書きました。

続きは「空港に向かう前日〜渡航先に到着するまで編」を書く予定。
早めに書き上げようね。


参考資料

https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/baggage/



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