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映画「ある男」 Netflix


自分自身を生きる度⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
     イケメン⭐️⭐️⭐️⭐︎⭐︎



「不適切にもほどがある」のラストが気になる!

第9話を観終え、あと残り1話。タイムスリップもあと1回。毎回、ラストの展開のことなんて気にならないくらいに夢中になって観ていたので、ここにきて、「え?!あと1話なんだ!」って事実に気がつきました。

一体どう話が締めくくられるんだろう...  色々なパターンありそうだけど、想像を超えてきそうな予感がして、今から来週が楽しみで仕方ない😎



さて、

少し時間を持て余した本日、やはりドラマ気分ではなかったので、気になっている映画の中からタイトルの映画「ある男」を視聴してみました!



ワケありな男性とワケありな女性

序盤、暗ーい雰囲気で始まり、なんだか互いに「ワケあり」な雰囲気たっぷりの男女の出会いが描かれています。

シングルマザーの出会いって、こんなひょんな感じなんでしょうか... 🫣


すぐに女性側の「ワケあり」の中身は明らかになるのですが、男性側のことはよくわからないまま話が進んでいきます。


2人がどう親交を深めていったのかは、さらりと描かれる感じなのですが、車中でキスをするシーン🎬で、窓ガラスに映る自分と視線がぶつかり、苦しむ男性。そこに男性側の「ワケあり」の中身が関係しているのだろうな、なんて匂わせがありました。

私は最初そのシーン🎬を、「窓ガラスに映る自分」なのではなくて、「車内を覗く別の誰か」だと勘違いしたため、ストーリーが全然分からなくて、なんの話?!って若干戸惑いました。笑 😂



わわわっと進むストーリー展開

序盤、気がつけばわわっと男女の関係が進展していて、さらにわわわっとストーリーが展開します。

まぁ、ストーリーのメインは「ある男」は誰なのか、なので、序盤の展開は大きな前振りですもんね。

男性のメインキャストが窪田正孝さんから妻夫木聡さんへ変わり、メインのストーリーが始まっていきます。



自分自身を形成するもの

自分の肉体と精神、これが自分自身を形成するものの核であるのは違いないですが、それ以外にも自分自身を形成する要素ってたくさんありますよね。

血縁だったり、ルーツとなる国籍だったり、これまでの人生だったり。

職業や学歴なんかはある程度自分で変えられる要素だけど、血縁や国籍、出生地なんかは変えられない。それに過去だって変えられない。

そういった要素に守られたり、それを土台にして自分自身を形成する場合もありますが、逆にその要素があるが故に、自分自身が苦しみ、本来の自分として生きられない場合もある。

何故って、世間の大半はその人を形成する要素を加味してその人自身を見るから。自分自身ですら、その要素を加味して自分自身を見てしまう。

人と関係を深めていく中で、そういった要素なんて何の意味もないんだと思うことができる部分もありますが、自分とその相手だけで社会が成り立つわけはなく、やっぱり「自分自身を形成する要素」に抗えない場面に多々として遭遇してしまう。

私自身、どちらかというと要素に守られたり、要素を土台にして形成した人生の上に立っていて、そこに抵抗を感じたりはしませんでした。(抵抗を感じてしまうほどに要素が大きなものではないので。笑)

そして他者を見るときには、どうしたって要素を加味してしまう自分がどこかにいます。付き合いが深くなれば今のその人そのものの要素が重要になるので気にならなくなりますが、付き合う中で「やっぱりな…」なんて思っちゃうことだってある。

そんな自分自身に対して、世間に対して、考えさせられるような内容の映画でした。

ラストシーン🎬、妻夫木聡さんの選択を観て、「自分自身を形成する要素」なんてなんの意味もなさないものなんだよなって、今を大切に生きていこうって、私はそう受け止めたのですが、やっぱり「自分自身を形成する要素」には抗えないとも受け止められるラストだったように思います。


なんか難しく書き綴ってしまいましたが、いろんな立場の人に見てもらいたい作品だなって感じました。
イケメン度は、まぁそれなり、って感じでした。😂


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